内容説明
明治から現代まで子どもの夢を紡ぎ、心をとらえつづけてきた代表的な童画家45人の足跡を、その作品とともにつづる。
目次
プロローグ イラストレーションと子ども
1 近代的児童出版美術の出発(〈お伽絵〉から〈子ども絵〉へ;〈童画〉様式の確立;〈童画〉を子どもに近づけた人びと;〈プロレタリア童画〉から〈生活童画〉へ)
2 大衆的児童出版美術の興隆(〈密描挿絵〉の巨星たち;〈抒情画〉とは何か;思春期の少女の憂愁を;〈女流童画〉の世界)
3 児童出版美術の現在(〈現代児童出版美術〉の成立;〈民俗のこころ〉を生かして;ユーモアとナンセンスの楽しみ;現代日本の抒情画;個性さまざまに;子どもとおとなの接点で)
エピローグ 児童出版美術の行方