内容説明
熾烈な価格競争の末、コモディティ化が進む市場。独創性を失い、淘汰されていく弱小ものづくり企業。自社製品を磨き続け、世界基準を極めよ。成熟社会で生き残れ!業界の常識を覆し、綿に“不純物”を採用、完全内製、少量生産。独自のこだわりで究極の寝具を生み出した脱脂綿メーカー三代目社長が明かす、唯一無二の愚直なものづくり。
目次
第1章 成熟社会で変化し続ける消費者ニーズ 「低価格、高品質」の量産品が製造業にもたらす脅威
第2章 先細りする業界…苦境を救った革新的なアイデア 誕生の原点は創業者が温め続けた「願い」
第3章 開発直後に直面した壁、難航する製品化…常識破りの「不純物(ポリプロピレン)」の採用で活路を拓く
第4章 大手には真似できない「完全内製化」を確立 自社完結で効率と品質を極限まで高める
第5章 先代から踏襲し続ける「作り過ぎない」信念 唯一無二の価値を世界へ広める
第6章 初心を忘れないものづくりこそ時代を越えて愛される 愚直に信念を守り、貫き通すことが生きる道
著者等紹介
梯恒三[カケハシコウゾウ]
1956年12月6日生まれ、福岡県うきは市出身の65歳。1980年3月に熊本大学機械工学科を卒業し、日本機械学会の「畠山賞」を受賞。大学在学中に創業者の父・禮一郎に請われて、一年間休学して家業を手伝う。大学卒業後に龍宮に入社。2012年に三代目の代表取締役社長に就いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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