内容説明
十年前と現在の大学紛争を結び付ける因縁をたどった「魔性の女闘士」、大分の国東半島の自然豊かな海辺を舞台に、多感な少女が巻き込まれる首無し死体事件を追った「秘密の草城」、立山登山から戻らぬ愛人の知らない顔を見ることとなる「くろこまのペンダント」。あの時間はなんだったのか。自分はどのような存在だったのか―登場人物たちの自問はあなたも思わず呟くことになる。男と女を主軸に運命の不測の展開に驚愕するサスペンス三篇。
著者等紹介
堀島隆[ホリシマタカ]
昭和22年1月6日、大分県杵築市に生まれる。広島大学文学部史学科卒業後、愛知県の教育界へ。職場の広報誌編集を30年ほど担当する。その過程で、創作活動を始める。1985年ごろ大阪文学学校に半年通う。2012年ごろNHK学園生涯学習通信講座「文章教室」3期受講する。2014年「かげぼうし黒太、夏を行く」を出版する。応募歴・教育雑誌『子とともに ゆう&ゆう(旧・子とともに)』(公益財団法人愛知県教育振興会)児童文学賞に挑戦し、複数回入選する。現況:早期退職、Uターン後、諸事情により15年ほどペンを絶つ。4、5年ほど前から執筆を再開する。執筆活動のほかに、教育カウンセラー、日本語教師などの資格を生かして、学校教育支援センター相談員や親と子の相談員を務め、地元テレビに出演する。現在、電話相談や日本語会話などのボランティア活動を継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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