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内容説明
「投資の神様」は如何に老舗新聞社を甦らせたのか。「四半期ごとのショートタームで会社の利益を考えるのではなく、20年~30年後の新聞社のビジネスを見据えたロングタームの経営戦略を立てる」グループ売上6割を稼ぎ出す教育事業「カプラン」「教育・メディア」企業への変貌。
目次
はじめに
第1章 「新聞社」から「教育・メディア」企業へ
第2章 超一流紙になるまで
第3章 バフェット流経営術
第4章 デジタル参入
第5章 カプランの奇跡
おわりに
著者等紹介
石川幸憲[イシカワユキノリ]
在米ジャーナリスト。1950年生まれ。上智大学卒業後、渡米。南イリノイ大学博士課程修了(哲学)。ペンシルベニア大学博士課程(政治学)前期修了。AP通信記者、TIME誌特派員、日経国際ニュースセンターニューヨーク市所長、日本経団連のシンクタンク21世紀政策研究所主幹を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
58
「ワシントン・ポストはなぜ危機を乗り越えられたのか」という分析。why was The Washington Post able to overcome the crisis?2017/04/26
手押し戦車
5
経営者は常に長期的な視点で自分の自信に奢らず謙虚で常に学習する姿勢がいる。他社の良いところやを素直に取り入れたり人を信頼して責任のある仕事をさせる大きい心掛けが試される。学校でのテストは答えがある問題を解き、勉強のやり方など授業で教えてくれる。社会に出ると毎日が答えの無いテストを繰り返し誰も教えてくれる人がいない。自ら学ぶ姿勢を持っていないと同じ失敗を繰り返し、競争に負ける。誰が正しいではなく何が正しいのかで行動しリスクを取りながら進んでいく。社会の試験には陳腐化したことをやると市場から追放される。2014/12/15
まやま
1
「読んでる本」にしてから随分と時間が空いてしまったが、再び取りかかると、ぐいぐい読ませる良い本だった。非常に丁寧に取材しているという印象。ただ、取材相手として登場する人物が多いので、一気に読まないと多少混乱するかも。紙の新聞は低落傾向にあり、ネットでのビジネスモデルは未だ確立しておらず、多額の資金が必要とされるのは確かである。ワシントンポストは、バランスの良い資本配分で成功している複合企業グループがそれを支えている、ということだ。2012/11/01
Mana
1
ワシントン・ポストはアメリカの全米紙でウォーターゲート事件を報道した新聞。教育事業の子会社カプランを所有していて新聞業界の中で黒字を出している例外的存在。この本ではその歴史を振り返りながら経営について探っていく。興味深い本だったけどエピソードの盛り上がりや面白みの点では今一。ウォールストリートジャーナルの陥落についての本の方が内容が濃くかつ面白かったかな。2011/11/29
ぼんきち
0
危機を乗り越えた、と言えるのかなぁ。教育産業など多角経営にして糊口をしのいだけど、やはりネットでは稼げていないという見方もできる。これが書かれてちょっと時間が経っているから、また状況は変わっているだろうけど。。2018/02/04