出版社内容情報
冷戦下、ソ連世界チャンピオンを破り注目を浴びたアメリカの神童は、突然消息を絶つ。日本にも潜伏したチェスプレイヤー悲劇の軌跡。
内容説明
二十年にもわたって姿を消していたチェス世界チャンピオンは往年のライバルと対戦すると、ふたたび消息を絶った―。クイーンを捨て駒とする大胆華麗な「世紀の一局」を十三歳で達成。冷戦下、国家の威信をかけてソ連を破り、世界の頂点へ。激しい奇行、表舞台からの失踪、そしてホームレス寸前の日々。アメリカの神童は、なぜ狂気の淵へと転落したのか。少年時代から親交を結んできた著者が、手紙、未発表の自伝、KGBやFBIのファイルを発掘して描いた空前絶後の評伝。
目次
小さなチェスの奇跡
天賦の才能
クイーン・サクリファイス
アメリカの神童
冷戦のグラディエーター
宿敵との激戦
アインシュタイン理論
伝説同士の衝突
世界チャンピオンへの挑戦
ついに頂点へ
荒野の時代
フィッシャー対スパスキー、ふたたび
流浪する魂
成田での逮捕
氷の国の終着駅
著者等紹介
ブレイディー,フランク[ブレイディー,フランク][Brady,Frank]
1934年3月15日生まれ。ニューヨーク、ブルックリンの出身。1960年に編集者として「チェス・ライフ」誌を創刊。NYの名門マーシャル・チェス・クラブの代表も務めた。NYのセント・ジョーンズ大学コミュニケーション学部長を経て、現在も同大の教授職にある。作家としては、チェス関連の本のほかに、著名人の評伝を数多く手掛ける
佐藤耕士[サトウコウジ]
1958年生まれ。上智大学文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふろんた2.0
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そり
kubottar