屯田兵とは何か―その遺勲と変遷

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  • サイズ 46判/ページ数 236p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344928923
  • NDC分類 611.22
  • Cコード C0021

内容説明

明治八年に開拓使次官・黒田清隆の提案により設置され、明治三十七年にその役割を終えるまで、七千三百三十七名の兵員とその家族が入植した屯田兵制度。その始まりは、明治維新により失業した士族の救済措置であった。北海道開拓の先駆として活躍しながら、これまであまり注目されることのなかった人々の知られざる素顔に迫る。長年の研究を基に詳細に解説する貴重な書。

目次

第1部 屯田兵とはなにか(明治はじめの北海道防衛;屯田兵の制度がはじまる;屯田兵の召募と服務;屯田兵への支給;屯田兵における軍事組織論 ほか)
第2部 ここにもあった屯田兵村―屯田兵各兵村の組織と展開(屯田兵最初の兵村―琴似・発寒;札幌市内中心部の兵村―山鼻;アメリカ式農法で発展―江別;養蚕でも成功したコサック式兵村―篠津;陸軍省移管後初の兵村―野幌 ほか)

著者等紹介

有馬尚経[アリマナオツネ]
昭和53年札幌市生まれ。駒澤大学法学部を経て駒澤大学大学院法学研究科公法学専攻博士後期課程満期退学。専門は憲法・日本法制史。池上学院高等学校講師などを歴任し、現在は憲法学、法制史研究家・北海道郷土史研究家。北海道屯田倶楽部会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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uniemo

11
歴史の教科書で簡潔に書かれていた程度の知識しかなかった屯田兵について詳細に知ることができました。特に各兵村の記述は知っている地域もあり昔の開拓の様子が想像でき、興味深かったです。2020/09/28

ikedajack

2
北海道人として屯田兵についてより深く知りたいと思い読みました。細かい描写は勉強になりましたが、大きな発見はあまりなく少し期待外れでした。2020/09/28

フルボッコス代官

2
アイヌ全盛の北海道では、ほとんど語られることのない屯田兵を制度面で詳しく論じている。どうやって徴募されるのかや支給品など、法律に基づいた解説がつけられている。また、各屯田兵村の簡単な解説もついており、どこに兵村があったのかもよくわかるものになっている。説明書きにあるように大正3年以来の制度的研究としては、すごくわかりやすい。2020/08/20

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