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内容説明
「知らない」ことを知らない日本人。日本刀を通して知る“本当の日本”とは―
目次
第1章 武器といえない日本刀(“百聞は一見にしかず”;チャンバラは本当にあったのか ほか)
第2章 神代の時代から第二次世界大戦まで日本の歴史は日本刀とともにあった(世界に例を見ないユニークな日本刀;日本刀から生まれた日本国 ほか)
第3章 日本刀は日本人の証であり誇りである(日本男子の成人の証は日本刀;刀狩りで悲しんだ百姓 ほか)
第4章 「知らない」ことを知らない日本人(皆が拝んだ石ころ;日本刀はよく切れる ほか)
著者等紹介
川島貴敏[カワシマタカトシ]
昭和31年、静岡県富士市に製紙会社の長男として生まれる。日本大学経済学部在学中にアメリカ留学を経験し、そこで叔父の商売である日本刀の仕入れを手伝う。その後、自らも日本刀を売買する刀剣商として独立。昭和56年、川島美術刀剣(現株式会社泰文堂)開業。平成7年、株式会社泰文堂を設立して代表取締役に就任。平成21年より、全国刀剣商業協同組合副理事長を務める。銀座の並木通りに面した一等地に店舗を移転して、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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えぬ氏もわるよのぉ
9
刀剣商の主人による日本刀論。刀はリーチの短さ、扱いの難しさから戦場では補助的な武器だった。戦場で最も有効な武器は矛(槍)や弓矢だったが、それらは先端のみが金属製だった。だが刀は全体が金属。金属が貴重だった古代では高価で、それゆえに主武器でなかったにもかかわらず特別視され、象徴的な存在になっていったという説は納得。少なくともきっかけの一つだったのは間違いないだろう。刀が武士の魂とまで言われるように精神性が高められるには、長い時間をかけてもっと複雑な過程を経たが。2021/03/23
佐藤寛
2
この本を読んで、日本刀に対する認識が変わりました。 日本人と深い関わりが有り現在の私達は、戦後教育で過去の日本文化が消されていた事を理解することが出来ました。ちょっと専門的か部分も有りましたが、刀の知識のない私にも分かりやすく楽しく一気に読めました。若い人達に是非読んで頂きたいオススメの一冊です♪2021/01/10