内容説明
統合失調症で都会から戻ってきた二男。家族を慈しみながらも、癌と依存症に蝕まれる父。絵日記を心の拠り所に、希望を描き続けた母。共に生きた日々の証を綴った、家族共著のエッセイ&詩集。
目次
母からの章(はじまり;帰郷;音楽との別れ…そして繭の中へ入る ほか)
父からの章(道;朝の微光の中に;君の目と耳と心で ほか)
言葉の処方箋の草案―色んな父母から習った畑の作り方、いや、ほったらかし方(415(良い子)
514(小石)
シャウト ほか)
著者等紹介
中村俊郎[ナカムラトシオ]
1950年、伊勢の度会の地に生まれる。大学卒業後35年間、教育現場や教員指導の場で務める。退職後自分がやりたかった山の仕事を一人楽しむが、62歳からは「二男と生きよう」と決め、一緒に山に入り薪づくりをする。今は、田舎の古い物々を整理しながら新しい発見をしている
中村眞知子[ナカムラマチコ]
1950年、伊賀の地に生まれる。同じ大学で出会い卒業後結婚し、津と度会で教職に33年間携わる。61歳からは花や野菜や果樹の世話をする
中村潤[ナカムラジュン]
1978年、度会の地で生まれる。大学卒業後ロサンゼルスに音楽留学し帰国後東京でバンドを組み全国を回ったが、病気を機に故郷へ戻る。今は楽器店に短時間勤務をし、自由な時間で自作の曲やカバー曲を人前で弾けるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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