出版社内容情報
生涯をとおして書き続けた、膨大な《日記》で知られる作家、
アナイス・ニン(1903-77)。
没後40年を経ても色褪せない、アナイスの魅力とは何か、
「作品ガイド」、アナイスを知るための
「キーワード」から解読する。
?アナイス・ニン(1903-77)
パリ郊外に生まれ、11歳のときにニューヨークに移住。
自己の内面を深く見すえた《日記》は世界各国に翻訳
され、読み継がれている。
ヘンリー・ミラーとの恋愛が有名だが、日記では、
オットー・ランク、アントナン・アルトー、
ゴア・ヴィダル等々、作家・芸術家たちとの関係も
多く綴られている。
没後40年!
アナイスの魅力に迫るガイドブック!
▽アナイス・ニン作品ガイド
『近親相姦の家』(1936)『人工の冬』(1939/1942)
『ガラスの鐘の下で』(1944)
《内面の都市》『火への梯子』(1945)
『アホウドリの子供たち』(1947)『四心室の心臓』(1950)
『愛の家のスパイ』(1954)『ミノタウロスの誘惑』(1961)
『コラージュ』(1964)『未来の小説』(1968)
『女は語る』(1975)『心やさしき男性を讃えて』(1976)
『無時間の浪費・その他初期作品』(1977)
『私のD. H. ロレンス論』(1932)
『性の魔術師その他のエッセイ』(1995)
『アナイス・ニンの日記』第1巻?第7巻
『アナイス・ニンの初期の日記』第1巻?第4巻
『アナイス・ニンの日記無削除版』?『ヘンリー&ジューン』
『インセスト』『火』『より月に近く』『蜃気楼』
ニンのエロティカについて
『憧れの矢──
アナイス・ニン、フェリックス・ポーラック往復書簡集』
『恋した、書いた──アナイス・ニン、
ヘンリー・ミラー往復書簡集』
▽アナイス・ニンを知る/読むキーワード(執筆者五十音順)
?精神分析 ……【大野朝子/東北文化学園大学准教授】
?ダンス/音楽 ?ルヴシエンヌ紀行
……【加藤麻衣子/青山学院大学兼任講師】
?映像……【金澤智/高崎商科大学教授】
?「詩」をキーワードにアナイス・ニンを読む
……【木村淳子/北海道武蔵女子短期大学名誉教授】
?美・ファッション……【佐竹由帆/駿河台大学准教授】
?夢……【杉崎和子/岐阜聖徳学園大学名誉教授、
元アナイス・ニン・トラスト理事】
?アナイス・ニンとフェミニズム……
【三宅あつ子/京都大学非常勤講師】
?分身(ダブル)?日本におけるアナイス・ニン受容
……【矢口裕子/新潟国際情報大学教授】
?サロン?エグザイル(離散)……
【山本豊子/東京女子大学非常勤講師】
▽アナイス・ニンを取り巻く人々/年表/書誌
アナイス・ニン研究会[アナイス ニン ケンキュウカイ]
編集
内容説明
生涯をとおして書き続けた、膨大な“日記”で知られる作家、アナイス・ニン(1903~77)。没後40年を経ても色褪せない魅力とは何か―全著作の「作品ガイド」、アナイスを知るための「キーワード」、華やかな交友関係を浮き彫りにする「取り巻く人々」等から解読。全体像に迫る初のガイドブック!「年譜」「書誌」「文学地図」付。
目次
1 アナイス・ニン作品ガイド(『私のD.H.ロレンス論』;『ガラスの鐘の下で』 ほか)
2 アナイス・ニンを知る/読むキーワード(精神分析;分身;日本におけるアナイス・ニン受容;アナイス・ニンとフェミニズム ほか)
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- 和書
- 東京降りたことのない駅
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- 電子書籍
- 飛行迷宮学園ダンゲロス―蠍座の名探偵―…