内容説明
歴史は生きている。日々変化する。現代の歴史教育の中では語られることのない人類の足跡に向き合い、読者とともに思考する。待望のシリーズ第二弾。日本史近世時代における最大の反乱事件の奇怪さと謎に挑戦。
目次
第1章 「島原の乱」とは何だ(呼び名が多い関連文書、理解に苦慮;イベリア半島の世界戦略 ほか)
第2章 この戦は農民一揆か宗教一揆か(益田(天草)四郎時貞登場
キリシタン大名(切支丹大名ではない)の足跡 ほか)
第3章 ついに来た殲滅覚悟の籠城戦(誰が決めたかこの作戦;合戦中に交わされた多数の矢文の信憑性)
第4章 偏り紹介が誤訳を招く多数の文書(天草四郎文書、一四年ぶりに発見;四郎は、パライソ(天国)で信徒に出会い微笑むことができるのか ほか)
終章
著者等紹介
源田京一[ゲンダキョウイチ]
1946年生まれ。名城大学法学部卒業。1968~2006年大塚ホールディングスのグループ会社に在職。近世江戸学研究家。退職後、九州大学文学部で近世江戸学を12年間聴講中。現在、72歳で農業を主として営む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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