内容説明
押忍正義は凶悪犯罪を扱う捜査検事として京都地検に赴任する。赴任早々、西陣帯の老舗・菊田帯の当主、菊田道夫が階段の下に転がり落ちて死んでいるのが発見された。捜査の先頭に立つ押忍は、美しい帯を織る老舗のなかに、愛憎の糸が縺れる複雑な人間関係があるのを突き止める。愚直なまでに粘り強く謎を追う検事が辿り着いた、真犯人の哀しみと人間の業とは!?―。
著者等紹介
佐伯俊道[サエキトシミチ]
1949年東京都生まれ。’72年、東映東京撮影所に入社。助監督として映画『二百三高地』『野菊の墓』などを担当する。’83年、フリーのシナリオライターとして独立。映画『夜の哀しみ』『スクール・ウォーズHERO』、テレビドラマ『病院』『美空ひばり物語』を始め、「金田一耕助シリーズ」「明智小五郎シリーズ」「信濃のコロンボシリーズ」など、多数のシナリオを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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