内容説明
伝説、伝承を吟味し、史実を追究した先に見えたもの。巨人・空海、時代を生き抜いた生身の姿に迫る。空海の漢詩14篇を完全解説。
目次
序論 空海漢詩概説(空海漢詩一覧;空海漢詩文の特質)
第1篇 入唐時代の漢詩(『經國集』収載の漢詩三首;空海と馬〓の「離合詩」)
第2篇 高雄山寺在住時代―詩を通じての空海と嵯峨天皇(嵯峨天皇との交際;獻柑子表并詩 ほか)
第3篇 高野山山籠時代―良岑安世に贈った詩五首(贈良相公五首全篇;五首各々の読みと解釈)
第4篇 東寺経営時代―護命の八十寿に対する賀詩序二首(「中繼名」と「空海名」の真偽等;「中繼名」と「空海名」の読みと解釈)
著者等紹介
中谷征充[ナカタニマサミツ]
僧名・充輝。1938年生まれ。奈良県出身。奈良県立奈良高等学校卒業、同志社大学経済学部卒業。民間会社を定年退職ののち、高野山大学大学院(密教学専攻)入学、平成18年3月同大学院博士後期課程単位取得退学。同年4月高野山大学密教文化研究所受託研究員。平成22年1月文学博士(密教学)学位取得。高野山真言宗大僧都(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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