内容説明
井出原秀二、六十五歳。口癖は「仕方ねえな」。気が弱く、気が小さい。甘酸っぱい初恋、本物の仲間に出会った部活、初めての喧嘩。身体と心を一生懸命に使ったあの頃。ひたむきに生きた、青春時代がよみがえる。爺っちゃんと孫の、大切なある一日のお話。
目次
孫の名前は百瀬良太
生まれた土地
先祖と家族
小学生の時分
中学入学―三中はやくざ養成所
中学一年生―生徒会役員選挙立候補事件
中学一年生―大番長との出会いと乱闘事件
中学一年生―生涯初のライバル
中学二年生―学習常任委員長拝命
中学二年生―初恋〔ほか〕