内容説明
西洋絵画史でいちばん面白い100年間。ドラクロワ、マネ、ゴッホ、ピカソ、カンディンスキー、ダリ…近代美術の二大源流をおさえつつ、絵画の変遷をすべて網羅!!意味不明な現代アートも楽しめる!!
目次
1 ロマン主義
2 写実主義
3 象徴主義
4 印象主義
5 ポスト印象主義
6 フォーヴィスム
7 キュビスム
8 表現主義
9 抽象主義
10 ダダイスム
11 シュルレアリスム
著者等紹介
山田五郎[ヤマダゴロウ]
1958年東京都生まれ。編集者・評論家。幅広い分野で講演、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
54
予約して借りたから、読む順番を間違えて、こっちが後になってしまった。多感な高校、大学生時代にこんな本をプレゼントされたら、手元に置きたかった薄い一冊なのに、絵が豊富。解説も平明で、シンプル、読み易い。中身はすぐに頭に入らなくっても、「自分が生きている何世紀も前に」こんな文化遺産を生み出した人物が東西にいたんだ!私たちはそれらが かなりの数で失われたことを知りつつも、これだけ目にすることができるんだ!鑑賞に行く事が出来なくっても・・との感激は若いうちにしたらよかったと思う・・年とっても感激するけどね🎶2019/12/06
アキ
50
15世紀ダ・ヴィンチから400年変わらなかった西洋絵画が19世紀~20世紀の100年の間に激変した。そこには聖書や神話から市民革命を背景にした近代化という文脈がある。まず保守本流の新古典主義に対抗するロマン主義から写実主義・印象主義・ポスト印象主義となり、キュビズム・抽象主義・ダダイズムからコンセプチュアル・アートに至る流れと、象徴主義・フォーヴィズム・表現主義・シュルレアリズムから抽象表現主義に至る流れがある。人物相関図も理解を助ける。西洋史を俯瞰して見ることで理解できることも多い。山田五郎の解説が秀逸2019/04/09
シフォン
33
TV「ぶらぶら美術館」や本「へんな西洋絵画」ほどのインパクトや毒舌はないけれど、19世紀〜20世紀初頭の西洋近代絵画を作風毎に10ぐらいに分けて紹介している。フォーヴィスムは色の自由化、キュビズムは形の自由化なんですね。ダダイズムは初めて知った。五郎さんは、セザンヌは19世紀の蛭子能収、マティスはフランスの中尾彬、ピカソは美術界のビートたけしとたとえていた。 2020/04/04
くさてる
19
題名通りに分かりやすい内容。なんとなく知っていた画家の代表作や人となり、画家同士の関係性まで解説されていて、わたしのような初心者には良かったです。自分の好みは「表現主義」と「フォーヴィスム」なんだと知ることができました。もちろん深く知りたいかたには物足りないところもあるかもしれませんが、広く浅く知りたいひとにおすすめです。2019/04/20
フク
18
図書館 印象派はあまり好きではないのだが(理由はボンヤリしてるから)、シスレーだけは好き。2019/08/20