幻冬舎時代小説文庫<br> 虚けの舞

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幻冬舎時代小説文庫
虚けの舞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 406p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344431744
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

1

内容説明

天下人となった豊臣秀吉によって、すべてを奪われた織田信長の次男・信雄、関東の覇者を誇る家門を滅ぼされた北条氏規。二人は秀吉に臣従し、やがて朝鮮出兵の前線である肥前名護屋に赴く。その胸中に去来する思いとは何だったのか?屈辱を押し殺し苛烈な時代を生き抜こうとした落魄者の流転の日々を哀歓鮮やかに描ききる感動の歴史小説。

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「第一回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』(講談社)で「第三十四回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第四回山田風太郎賞」と「第一回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第二十回中山義秀文学賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で「第二回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

73
登場人物が多く、読み始めは混乱したが、話が進むにつれ楽しめた。物語は織田信長の次男、信雄と北条氏康の四男、氏規の二人の視点で描かれている。豊臣秀吉にすべてを奪われてしまった二人は、落魄の身となり秀吉に臣従し、やがて朝鮮出兵の前線である肥前名護屋に赴く。秀吉の政策に翻弄され、信雄はおのれの才に見合わぬ天命を嘆き、氏規はその使命をまっとうすることさえ覚束なかった。秀吉の天下統一に邁進する裏で、こんな史実があったことは初めて知った。そこにスポットを当てた伊東さんの企画力には光るものがあった。2022/04/27

名古屋ケムンパス

38
本能寺の変以降の織田及び北条氏の衰退を織田信雄、北条氏規の姿を対比させながら描く歴史小説です。両者は豊臣秀吉の策略にことごとく翻弄され、屈辱を感じながらも臣従し、命を永らえることしかできませんでした。天下人となるためには、主君の信長の死を織田家の家督争いの切っ掛けに利用し、最期は敵将の力量を見切って、圧倒的軍事力の差でを屈服させる秀吉の戦略は憎らしいほど見事でした。信雄が信長を引き継げなっかた謎のひとつの答えでした。2022/11/17

金吾

26
信雄主従の読み違いの人生はなかなか面白く感じます。同じような立場でありながら、個人的才能は認められている氏規との対比がまたその彼らの無能っぷりを浮き立たせており憐れを誘いました。2022/07/20

マツユキ

17
秀吉に仕えることになった織田信雄、北条氏規の物語。朝鮮出兵が行われる中、二人はそれぞれ過去を振り返る…。信長の後を継ぐ事もできたのに、出来なかった凡庸な信雄と、優秀だけれど、生き残るため、表に出る事のない氏規、どちらも辛い。特に信雄の欠点は他人事と思えず、妙に親近感を思えてしまった。秀吉もまた終わりに近づいていく。虚しく、切ないのですが、それでも突き進んでいく人々のたくましさを感じました。本能寺の変の後の動きがよく分かっていなかったので、勉強になりました。2023/09/25

こぺたろう

13
面白かったです。特に織田信長の子、織田信雄。本当にこんな、人の上に立つのが向いていない人だったのかわかりませんが。本書での人物像が、歴史上の出来事とうまく噛み合っているように感じました。あまりの才のなさを同情していると、途中から自分と重ね合わせてしまい、妙な親近感を覚えつつ読了。2022/10/10

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