伊藤一刀斎〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 491p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784331059456
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

永禄13(1570)年、伊豆大島から島抜けした弥五郎が、剣術修行の道を歩み、伊藤一刀斎と名乗るまでの姿を描く。一刀流開祖誕生の秘密を描く気迫に満ちた傑作。

著者等紹介

好村兼一[ヨシムラケンイチ]
1949年東京生まれ。西高校から東京大学に学ぶ。二〇歳のとき、剣道指導のため渡仏。以来、パリに住むこと三九年となる。現在、剣道八段。2007年末、文藝春秋から『侍の翼』を刊行し、鮮烈な文壇デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッキー

11
〈図書館本〉一刀流剣術の祖伊藤一刀斎の若かりし弥五郎からの成長が描かれている。ページ数は厚いが読みやすいのでサクサクと読めた。著者は剣道の達人のようなので立会いのシーンもおもしろい。大島を飛び出し、三嶋大社・小田原で剣を磨き、武者修行の旅へ。謎の多い人物なので多くはフィクションなのだろうが生い立ちは興味深い。そして鐘捲自斎や富田勢源などの剣豪や幼少の小次郎も登場するので剣豪ファンにはたまらない。絶妙剣、金翅鳥王剣、独妙剣などの極意が載るだけでニヤリとしてしまう。2012/04/30

gachi_folk

5
主人公の成長と共に物語が進んで行く単純な剣豪小説ではなく、地に足がついた世界観があって良い。それでいて小難しくもなく、さくさく読めニヤリともさせてくれる。面白い。2013/05/22

maito/まいと

3
一刀斎の小説の中でも完成度はダントツに高い。若き一刀斎の成長が丁寧に描かれていて、違和感なく読み進められる。(後の佐々木)小次郎や、武蔵の父・無二との対決など、ニヤリとさせるシーンもある。ページ数が相当あるが、読んでみて損無し。2010/03/24

ポカホンタス

2
吉川英治『宮本武蔵』を読んだ後にこれを読んだせいか、どうしても比較してしまう。吉川英治のえぐりこむような文体にくらべて、この本は簡素で冷静な文体が続く。それが味でもあり、物足りなさでもある。著者は一刀流で剣道8段というだけあってさすがに剣術の描写は読み応えがある。小説としての仕込みもしっかり施されていて、爽やかな読後感が残る。2017/01/09

azuno

2
いわゆる剣豪小説?結構文章も読みやすくたんたんと進む。武蔵もきっとでてくるよなあ。2010/03/27

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