著者等紹介
草凪優[クサナギユウ]
1967年東京都生まれ。日本大学藝術学部中退。2004年に『ふしだら天使』で官能作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ichi-papa
30
草凪優作品2作め。う~~ん、めいっぱいエロかったです。そういうお話が読みたい方にも満足のいく作品ではないかと思いますが、この作品はそれだけではなく、お話自体にもけっこう引き込まれました。あの「お嬢さん」はいったい何者なのか?間宮さんとの関係は?花房観音さんとはまた違った感じで、エロだけではない「厚み」を感じさせていただきました。草凪作品の真骨頂は、こういう感じなのですかね~。今しばらく、見定めさせていただきたいと思います(笑)。2020/02/08
K
4
官能小説かと思いきや結構サスペンス!2019/12/22
ニコラス@ケンジ
3
どっちが奴隷か分からん謎の変態合戦2019/04/14
ぽんかん
1
目覚めると「奴隷島」にいた。そこから、エロ合戦がはじまる。官能シーンは飛ばし読みしたが、面白かった2020/02/08
毒モナカジャンボ
1
性愛は滑稽で、つまらない。解かれていない問題は性そのものの謎にではなく性を司る人間間の断絶にある。「官能小説にしては」というのも失礼な叙述のミステリー的巧みさによって、男と女の心理戦は先述の滑稽さ、つまらなさを残酷に表出する。櫻子の魅力的なキャラクター造形のおかげだ。官能小説という厳しく制限されたフォーマットにおいて、作者は官能小説固有の心理領域というものを開示し得た。幼少期の回想はその結晶だ。読者層の問題で「電気マッサージ器=電マ」や「メイクラブ」などおかしみのある表現が熱を覚ましてしまうのだけが残念。2020/02/02