内容説明
19世紀初頭、ロンドン。英国人貴族の母とアメリカ人海賊の父を持ち、世界中を旅してきたケイトも、今は英国人公爵の孫娘として息苦しい社交界をなんとか生きている。だが突然ピンチが訪れた。隠さねばならない自分の過去を知る人物が現れたのだ。“女を堕落させる悪魔”と呼ばれる美しい放蕩者であり、イタリア人伯爵のマルコだ。ケイトはマルコが数年前の記憶を取り戻すことを恐れ、誘いをかける彼を冷たくあしらう。しかし、マルコは強引にケイトに近づき彼女の甘い香りにとらわれたとき、あることに気づく―この香りはナポリの娼館で出会った女性の香りだ、と。その事実を認めたケイトは、祖父の公爵家をスキャンダルから守るため、マルコに交渉を持ちかける。それは、自らの体をを口止め料として差し出すことだった―危険な駆け引きの線上で激しく求めあうスリリングなロマンス。
著者等紹介
エリオット,カーラ[エリオット,カーラ][Elliott,Cara]
イェール大学卒業。ニューヨークのスポーツ雑誌でクリエイティブ部門の部長を務めるかたわら、ロマンス小説を執筆。1999年のデビュー以来、Andrea Pickens、Andrea DaRif名義で合わせて10作品以上のロマンス小説を発表している。2010年より、カーラ・エリオット名義で官能度を高めた新シリーズ「罪深き集い」3部作の発表を開始。第1作『スキャンダルは恋のはじまり』で日本初登場。第2作『今宵、悪魔に身をゆだねて』が2011年のRITA賞リージェンシー・ヒストリカル・ロマンス部門にノミネートした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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