内容説明
21世紀のはじまりから刊行している「ももこの21世紀日記」。一年という時の流れのなかには、地味ながらいろんな変化があるものです。日々のささやかな暮らしのなかにこそ、面白味がある、そんなももこ作品の一連のテーマのもとに、日常の報告を絵日記で綴りました。みなさまの幸せと平和への願いをこめておくる、文庫版の好評シリーズ第3巻。
目次
秋
冬
2003年
春
夏
秋
著者等紹介
さくらももこ[サクラモモコ]
静岡県生まれ。1986年から『りぼん』で「ちびまる子ちゃん」の連載を開始。89年同作品で講談社漫画賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
75
息子さんが学芸会で地味な町のその他大勢の人の役をもらったとの報告に「おおっ、気楽な役ゲットだね!」と一緒に喜ぶももこさん。うちの子を主役に!という意見だらけで白雪姫がいっぱいいるという状態にすごく違和感を覚えるので、こんな大らかな子育ていいなぁ。そして私も大好きだった「ご長寿クイズ」の話題が!「スカンクが敵から身を守る時にシリから出す物は?」の問いに、「スカラー波!」続いて「メルヘン!」。メルヘン♡おじいちゃんはファンタジー。ももこさん再婚で今後は本にも登場してくるとのことでますます楽しみ♪2016/04/14
papapapapal
36
さくらももこさんの軽い絵日記。 ゆる〜い文章とゆる〜いイラスト、な〜〜んにも考えずに読めて気が楽。ぼんや〜り読んでたら、いきなりさくらさんの再婚報告(しかも「結構前から一緒に住んでるんですけどね」的な!)が紛れてておったまげた。 2003年かぁ…。時の流れは早いもので、なんて一節が頭の中をぐるぐる。2022/11/14
青蓮
20
シリーズ第3弾。読書の合間の、箸休め的な存在。ほのぼのとしていて、面白いですね。メロン君が可愛い。御長寿早押しクイズ、私も見てました。懐かしい。また御長寿早押しクイズ復活しないかなぁ。再婚の報告もあったりして、次からは旦那さんも登場する予感。2013/09/03
エルモ
14
さくらももこの2002年~2003年にかけての出来事が書かれている日記。字が大きかったので、さらさら読めた。当時のニュースやテレビ番組なんかもよく出てきて、イラク戦争のときは自分中学生だったなぁとか色々と思い出した。自転車の練習の話とポストを作った話が特に笑えた。2019/04/15
atori
10
帯の「こんなしんどい世界になぜ生まれてきてしまったんだろうとか、こんな悲しい星から脱出してしまいたいとか、ついぼやきたくなってしまいますが、ふと見れば、身の周りの日用品も食べ物も建物も空気もこの体さえぜんぶ地球が与えてくれたもので、地球でしかできない体験をするために私たちは生まれてきた。地球の子なんだな…」という言葉にしみじみした。2014/10/17