巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある

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巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344044227
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ノスタルジーと、可笑しみと。
池袋、飯能、日本橋、所沢、諏訪、田園調布、高知、恐山、湯河原……。
自分の中の記憶を、街単位で遡る。そこから掘り起こされる、懐かしいだけでは片付かない、景色と感情。
気鋭のエッセイスト、最新書き下ろし。

『好きな食べ物がみつからない』が話題の、最注目のエッセイスト・古賀及子最新書き下ろしエッセイ。
幼い頃からの「土地と思い出」を辿ってみたら、土地土地、時代時代で、切ない! でもなんだか可笑しいエピソードが横溢!

【目次より】
下丸子、二分間、知らない人を大声でほめてけなす
日本橋、来年も買ってやるからな
元加治、真昼の暴走族
所沢店、売れ!私たちの福袋
田無、夏、恋人の家でひとりでエヴァンゲリオンを観た
諏訪、祖父と間欠泉
田園調布、知らない人の家でまずい水を飲む
恐山、会えないイタコと工藤パン
小岩、知らない街が、どんどん私の街になる
盛岡、北上川を走って越えて、母と私とソフトクリーム
曙橋、看護師の格好で登った木をさがす
大森、もう会うこともないだろうけどさ

内容説明

池袋、飯能、日本橋、所沢、諏訪、田園調布、高知、恐山、湯河原…。ノスタルジーと、可笑しみと。自分の中の記憶を、街単位で遡る。そこから掘り起こされる、懐かしいだけでは片付かない、景色と感情。気鋭のエッセイスト、最新書き下ろし。

目次

巣鴨のお寿司屋で、帰れと言われたことがある
下関の記憶、キュロットがキュロットではない
相模原、二回の春、ユキヤナギの遊歩道
鹿児島の小学生が売る切手を埼玉から買う、何度も
池袋、知らない誰かになったふたりのこと
飯能、三十年覚えている名前、まずかったかもしれないとんかつ、朝昼晩のバイキング
下丸子、二分間、知らない人を大声でほめてけなす
日本橋、来年も買ってやるからな
元加治、真昼の暴走族
所沢店、売れ!私たちの福袋
田園調布、知らない人の家でまずい水を飲む
田無、夏、恋人の家でひとりでエヴァンゲリオンを観る
諏訪、祖父と間欠泉
ワシントン州タコマから四百キロ、迫る山なみをどうか毎秒見逃さないで
青山から高知へ、たいした話はしない我々
恐山、会えないイタコと工藤パン
小岩、知らない街が、どんどん私の街になる
盛岡、北上川を走って越えて、母と私とソフトクリーム
曙橋、看護師の格好で登った木をさがす
大森、もう会うこともないだろうけどさ
湯河原、今の私のありさまを、子どもの私に見せてやる

著者等紹介

古賀及子[コガチカコ]
1979年東京生まれ。エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

12
▼とてもよかった。著者は元デイリーポータルZ編集部員で現在はエッセイスト…このプロフィールだけでも、この本に対する期待値が上がる▼著者が過去に訪れた東日本を中心とした22の場所について語られているエッセイだ▼幼少の頃の記憶、家族の思い出、自身の変人っぷり、他人から受けた理不尽な体験…こういったことが地域ごとに赤裸々に綴られている▼読むと、切ない気分になったり、大笑いしたくなったりと、感情がかなり揺さぶられる。過去の出来事が淡々と綴られているのに、著者が自分の心の深い部分を言葉に変換しているからだろう。2025/05/13

すのーまん

4
タイトルに惹かれて読了。それぞれの土地にまつわる思い出がとてもおもしろかったです。2025/06/01

geki

3
古賀さんが過去に訪れた場所を訪ねるとスイッチが入って、当時のことが生々しくよみがえる。自分がいなくてもそこに流れる時間の不思議。描写が独特で不思議とリアルに肌感覚さながら追憶がすり寄ってくる。パーソナルな部分は少々エキセントリックなところがあって、かなり引いてしまい暗澹たる気持ちになったりもするが、時を経て家族を持ち会話ができていることに、ホッとしたりするのであった。2025/06/08

かさい

3
タイトルがまずいい。なんならタイトルで気になりすぎて買いました。 内容はどこかノスタルジックでかといって背伸びをしていない文体のエッセイといった感じで、ドラマチック中毒のデトックスを兼ねてのんびり読むのにちょうどよかったです。 アメリカにいったときに名前聞かれて及子って書いたらそれがフルネームだと勘違いされて、間違いだと言い出せなかったってくだりが好きでした。2025/05/04

ちひろ

2
本当に不思議な文章だ。著者は懐かしさだけではない様々な記憶を淡々と記す。中には驚くほど理不尽なエピソードや(タイトルの巣鴨のお寿司屋も相当だ)、かなり人間の闇の感情を感じるものもあってドキッとするのだが、文章はあくまで淡々としていて軽やかで、むしろこちらが消化できない思いを抱えて過去へと心が向く。しかしその際に蘇る記憶は文章に引きずられて距離を保った状態で浮かんでおり、不愉快な気持ちが削ぎ落とされて事実だけになっているようだ。まるで魔法のようだ。何度読み返しても不思議で、愉快な気持ちになる。2025/05/12

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