かくして彼女は宴で語る―明治耽美派推理帖

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かくして彼女は宴で語る―明治耽美派推理帖

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  • サイズ 46判/ページ数 312p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344038998
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

木下杢太郎、北原白秋、石井柏亭、石川啄木ら
若き芸術家たちが謎に挑む
傑作青春ミステリ

明治末期に実在した若き芸術家たちのサロン、
その名も「パンの会」。
隅田川沿いの料理店「第一やまと」に集った
木下杢太郎、北原白秋、石井柏亭、石川啄木等が推理合戦を繰り広げる。
そこに謎めいた女中・あやのも加わって――。

鬼才・宮内悠介の新境地!

内容説明

明治末期に実在した若き芸術家たちのサロン、その名も「パンの会」。隅田川沿いの料理店「第一やまと」に集った。木下杢太郎、北原白秋、石井柏亭、石川啄木等々が推理合戦を繰り広げる。そこに謎めいた女中・あやのも加わって―若き芸術家たちが謎に挑む傑作青春ミステリ。

著者等紹介

宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979(昭和54)年、東京生まれ。1992(平成4)年までニューヨークに在住。早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。2012年の単行本デビュー作『盤上の夜』で直木賞候補となり、日本SF大賞を受賞。2013年刊行の『ヨハネスブルグの天使たち』も直木賞候補となり、日本SF大賞特別賞を受賞した。同年に「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。2016年、『アメリカ最後の実験』が山本周五郎賞候補に。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で吉川英治文学新人賞、前年芥川賞候補となった『カブールの園』で三島由紀夫賞を受賞。2018年、『あとは野となれ大和撫子』で星雲賞(日本長編部門)受賞。2020年、『遠い他国でひょんと死ぬるや』で芸術選奨新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

261
宮内 悠介は、新作中心に読んでいる作家です。 著者の新境地でしょうか、明治文豪耽美ミステリ連作短編集でした。雰囲気は楽しめましたが、ミステリとしてはイマイチです。 https://www.gentosha.co.jp/book/b14133.html2022/05/16

パトラッシュ

183
木下杢太郎らを中心とした「パンの会」は文学史上に有名だが、そこを舞台に「黒後家蜘蛛の会にインスパイアされた謎解きドラマ」というキャッチフレーズに惹かれて読むと失望する。探偵役の女中あやのは超能力やファンタジーかと思える回答ばかり提示し、杢太郎や白秋、吉井勇ら参加者も異論を挟まず受け入れてしまう。アシモフはミステリとSFをきちんと区別していたが、こちらはその枠を取っ払ってしまったようだ。せっかく魅力的なキャラが揃っているのに、それを生かしたドラマも展開されない。本家と独立した世界を創ろうと苦心して滑ったか。2022/03/09

みっちゃん

151
明治の若手文化人たちが集ったという「パンの会」その席で酒や料理を楽しみながら、謎めいた事件の真相を推理し合うという趣向。最終章では宮内さんらしい驚きもあったのだが、淡々と読み終えてしまったのであった…2022/04/21

R

128
実在した文芸サロンを舞台にした、テーブル推理劇。有象無象の芸術家たちが、美とは何かを語るというサロンにて、そういえばこんな不思議なことがあったという謎めいた話を聞いて推理に高じるというのが面白い。登場人物のことをもっと知っているとより楽しめるのかと思えるが、それぞれキャラの立った文人が皮肉めいたり、直観で発言したり、ただ酔っぱらっていたりと好き勝手に展開していくのが面白い。オチが出来過ぎた感が強すぎるけども、総じて面白く読めた。2022/05/02

ひさか

105
小説幻冬20年2月11月号、21年1、3、5、7、9月号連載の「牧神に捧ぐ推理」を加筆修正し22年1月幻冬舎刊。菊人形遺聞、浅草十二階の眺め、さる華族の屋敷にて、観覧車とイルミネーション、ニコライ堂の鐘、未来からの鳥、の6つの連作短編。パンの会の集まりが開かれる店で女給のあやのが聞いた話からたちどころに事件の謎を解くのだが…。ちっとも興味を惹かない事件で、謎の解明もありがたくない。あやのって何者?という思いは持続し、楽しめないままラストへ。あやのってそうなの。でも、それがどーした。と思いました。2022/06/16

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