悪魔を憐れむ

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悪魔を憐れむ

  • 西澤 保彦【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 幻冬舎(2016/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344030305
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「その時間、先生が校舎の五階から跳び降り自殺しないように見張っていてほしい」。大学OBの居酒屋店主からそう頼まれた匠千暁は、現場で待機していたにもかかわらず、小岩井先生をみすみす死なせてしまう。老教師の転落死の謎を匠千暁が追い、真犯人から「悪魔の口上」を引き出す表題作。平塚刑事の実家の母屋で十三年間にわたって起こる、午前三時に置き時計が飛んできてソファで寝ている人を襲う心霊現象の謎と隠された哀しい真実を解く「無間呪縛」。男女三人が殺害された現場から被害者二人の首と手首だけが持ち去られ、それぞれ別の場所に放置されていた事件の、犯人の奇妙な動機を推理する「意匠の切断」。ホテルの九階に宿泊する元教職者はなぜエレベータを七階と五階で降りたか?…殺人事件の奇想天外なアリバイ工作を見破る「死は天秤にかけられて」。ミステリの魔術師・西澤保彦の、四つの珠玉ミステリ連作集。

著者等紹介

西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。95年に『解体諸因』でデビュー。本格ミステリとSF的手法を融合させた作品で人気を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

160
時系列としてタックが卒業後に遭遇した、四つの事件を描いたシリーズ新作。今回も期待以上のアクロバティックなロジックの構築に感嘆しつつ読了。西澤作品に顕著な、一見理解不能に思えるその動機や、追い詰められた人間が起こす不可解な行動、人間であればこそ持ちうる脆弱で歪な精神状態や心理そのものをパズラー要素として組み込み、ロジックのもとに紐解く。それらは個人的に西澤ミステリの最大の魅力だと感じている部分だが、各話とも心理的側面を不愉快に引っ掻くような素晴らしい仕上がりだった。身勝手で自己中心的な人間が➡(続)2017/02/19

ダイ@2019.11.2~一時休止

129
匠千暁その10。連作短編集。イイ感じです。個人的には表題作がベスト。本作の中では時系列は並んでいますがシリーズとしてはバラバラなのを全集実現してください。2016/12/13

hit4papa

105
匠千暁と仲間たちが様々な事件を解決していくシリーズ最新短編集。第一作『彼女が死んだ夜』で大学のニ回生だったタックは、本作品集ではフリーター生活をしていますが、酒飲み仲良しグループは健在です。全四作品ともに本格もので、人の心の闇をほじくり出したような重たい内容になっています。タックと仲間たちが推理合戦を繰り広げて事件を解決に導くわけですが、軽妙な会話の応酬が事件の暗い真相をより際立たせていきます。読み手に提示される謎は最高難度で、本線とは別の事件を安楽椅子探偵のごとく解き明かしたりと、読み応えがあります。2017/01/27

aquamarine

84
読むのが勿体ないほど好きなシリーズ。10作目。出版社が跨っていたこともあって時系列がバラバラ、短編集も時が飛んでいましたが、今回はタックの卒業後まもなくの時期、いろいろ気になっていた間の部分(ウサコが旦那様と出会ったり、先輩が教師になる過程など)を埋めてくれています。事件はすでに起こってしまった事件を読み解くもので、もちろん一筋縄では解けませんし、わかったつもりでいるとガツンと横っ面を張られるような苦い真相が潜んでいたりします。相変わらずの読み応えで、とても良かったです。全集出してくれたら勿論買います!2017/02/10

papako

84
タック&タカチシリーズ最新刊。大事にしてたけど読んじゃった。やっぱり面白い。タカチは東京、タックは安槻と遠距離カップルながら、順調な感じにニヤニヤ。内容も人間の黒さもお酒飲みながらのぐたぐた話からの論理の飛躍も味わえて満足です。しかし、表題作は悪魔感が少ないかな。コマモトくんの気味悪さが勝りすぎて悪魔の影が薄かった。お約束巻末の作品の順番解説では『謎亭論処』の後に位置していますが、どちらかというと前の話だと思う。さて、次に会えるのはいつかわからないですが、また会いたい!2017/01/05

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