寄る年波には平泳ぎ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344024663
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

震災直後のスーパーマーケットでの強欲おばちゃんに辟易、「クツ」を「クソ」と読み間違えて自己嫌悪、「一つ買ったら三つ捨てる」を習慣にして物減らしに挑戦、黒い網タイツの女子学生に吃驚、親子の因果を改めて確認、インターネットの罵詈雑言に憤然、エンディングノートの書き方に逡巡。生きてると何かとあるけれど、控えめな気合いを入れて、淡々と暮らしていこう。我が道をいけばいい。―人生の視界が広くなるエッセイ。

目次

正しいおばちゃん
あっちもこっちも、なんか変
控えめな気合い
自己嫌悪の日々
本との距離
親離れ、子離れ
自分の体も人まかせ?
適職はなんですか?
散歩の偶然
ネコの集会〔ほか〕

著者等紹介

群ようこ[ムレヨウコ]
1954年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。いくつかの仕事を経て本の雑誌社に入社し、84年『午前零時の玄米パン』でデビュー。映画化されたロングセラー『かもめ食堂』をはじめ、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パフちゃん@かのん変更

75
ユーモラスな毒舌エッセイ。読書感想文は本を読まなくてもDVDを見て書けばいいと言った女性アナウンサーに呆れたり、買い替えたFAXの前を横切ったら「インクリボンが少なくなっています」と話しかけられてたまげたり・・・。あの、元気でお金を使いまくっていたお母さんも特養に入られたとか、ホントによる年波ですね。まだまだ長生きして毒を吐きまくってください。2016/03/13

美登利

57
田舎に住んでいて、電車に乗ることがほとんど無い私には、車内での母親の話や、家族の話に衝撃を受けました。いい歳をした大人の行為とは思えませんね。いやあ色んな人が居るもんだとしみじみ。もちろん、家賃も払わずに借りた家をボロボロにして夜逃げする家族の話にも唖然としました。子供を持つ私と持たない群さんとでは多少考えが違うところもあり、ちょっと耳の痛い話もありますが、年齢的にも近いので同じように感じることが多いです。そう、実家の家族構成も似てるんだよな~母親と弟の件に関しては本当に共感します。2014/02/27

tama

53
図書館本 東北大震災の直後辺りから題材を拾っているがやっぱりすさんでますなぁ。当たり前でしょうけど。危険物は他所へ押し付けてそこから上がってくる美味しいところだけ使い放題に使いまくる、そういう政策を支持した土地柄なんだねぇ。で、最後のページに心に響いた言葉「自分が働いた分以上の金を欲しがるような人間に、金を与えるのはよくない。」 支持します。2014/02/17

ねむねむあくび♪

44
図書館の本。やっぱり群よう子さんのエッセイより、小説のほうが好きだな…(。-`ω-)ンー。こういう風に書かれたお母さんや弟さんは悲しくなると思うのだが…。なんだか、もやっとしました(>_<)2015/04/04

Ririka

38
震災の話から始まるエッセイですが、群さん流に、深刻な話もちょっと笑えて、日常生活の中での感じられた様々なこと、私としては、今回は、人間性について書かれてることに、共感を持てました。最近は信じられない様な行動をする人がいるんだなぁとか、それでどうしたらいいのかわからない自分がいる事に考えさせられました。なんていっても、いつもの猫ちゃんの話やお母さん、弟さんの話、ちょっとぶちまけた話など楽しめました。2014/02/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7416157
  • ご注意事項

最近チェックした商品