内容説明
ベストセラー『行かずに死ねるか!』の著者が旅する日本全国、津々浦々。恩人との再会、きらきら輝く恍惚の味、魂を揺さぶる自然、そして、なくなってしまった街と人々の思い…。
目次
1 自分の住む世界をぐるりと一周してみれば―東京都
2 切なさに酔う、水郷飲んだくれ小旅行―茨城県
3 寄り道だらけの琵琶湖一周―滋賀県
4 鉄砲、森、温泉の島々―種子島・屋久島・口永良部島
5 龍馬になって旅をするぜよ!―高知県
6 旅人たちが歌って踊る島―北海道
7 光と闇を見つめながら―熊本県
8 もういちど訪ねたい場所―岩手県
著者等紹介
石田ゆうすけ[イシダユウスケ]
1969年、和歌山県白浜町生まれ。旅行作家。7年半かけて自転車で世界一周し、9万5000キロ、87ヵ国を走破。現在は文筆活動のほか、全国の学校等で講演も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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どあら
29
図書館で借りて読了。「もういちど訪ねたい場所」があるって、幸せな事ですね❤(ӦvӦ。)2020/06/09
kanki
16
利尻島の自転車専用道路25km、口永良部島の坂道、楽しそうだ2022/10/31
Yutaka Matsuzawa
13
「旅のおもしろさが最も極まるのは、もしかしたら、人と再会するときなんじゃないだろうか・・・」自転車で日本一周やら、世界一周を行った著者。自転車で国内を再び訪れたりする、八つの旅行記。人柄の良さか、著者は思い出のタネをしっかり蒔いているので、各地での再会シーンに、ジーンとしたり、切なくキュンとしたりした。個人的には種子島などの大隅諸島に行きたくなった、なかなかいい本。◯2016/05/04
Kazyury
11
図書館で見かけて再読。 著者の目線は旅先での出会い。自転車はそのための手段。 でも、自転車旅行だからこその出会いがこの本には詰め込まれているようだ。 ウェットで熱を帯びた文体は、著者のロマンティストのらしさを映し出していると思うけど、ロマンティストでなければ「旅」はしない。 けど、ひたすら他人との「縁」を大事にする著者は、「旅は縁」だと言わんばかりで、その点では最近読んだ旅行記や紀行文の著者(高野君やシーナ、春樹)とは一線を画している。 自分には出来ないが、そんな縁を大事にする旅も、素敵なのかもしれない。2016/11/30
かち
11
7年かけて自転車で世界を旅した著者が、日本国内を自転車で訪ねた本。日本のあちこちで出会い・発見・感動・・・そして恋(←一応入れといたwww)のドラマが繰り広げられています。前著も読んだので、千草のお父さんの話は懐かしかったです。 何十年ぶりに再会する人がゆうすけさんのことを覚えていて“どんな記憶力してんだ”と驚くけど、ゆうすけさんだっておいしいものを見つける嗅覚と、素敵な人発見センサーは凄いと思うよ。 2013/09/18