バレエ漬け

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344011427
  • NDC分類 769.1
  • Cコード C0095

内容説明

バレエとの出会い、子ども時代の記憶、映画監督の、夫・周防正行氏との気取りのない家庭生活のエピソードから、渾身のバレエ論まで。舞台の合間をぬって徹夜の日々。踊りへの情熱に負けないエネルギーをかけて書き続けた、すべて本人自身による書き下ろしエッセイ。

目次

なぜ、バレエを始めたのか
五匹のくま
バーレッスン
コンプレックス
母のこと
パジャマのズボン
ぱなし
旅先にて
ルーマニア
小学生で見た「瀕死の白鳥」〔ほか〕

著者等紹介

草刈民代[クサカリタミヨ]
バレリーナ。東京都出身。1984年に牧阿佐美バレヱ団に入団。96年に『Shall weダンス?』(周防正行監督作品)で映画初主演。主な出演バレエ作品は「白鳥の湖」「カルメン」等。古典全幕作品からモダンバレエ、創作バレエまで幅広いレパートリーを持つ。99年にはオリジナル版での日本初公演として話題になったローラン・プティの「若者と死」に主演し、2001年には日本での世界初演「デューク・エリントン・バレエ」、02年には「こうもり」にも出演。また、05年5月愛知万博のメイン広場にて、ローラン・プティ作品による「愛と祈り―星降る夜のバ・ド・ドゥ」を企画・主演し、好評を得る。受賞歴、1987年全国舞踏コンクール第1部第1位・文部大臣奨励賞。1988年昭和63年度村松賞舞踏部門賞。1989年第16回橘秋子賞優秀賞。1996年第20回「日本アカデミー賞」新人俳優賞・最優秀主演女優賞。1997年第13回服部智恵子賞。「日本映画批評家大賞」特別女優賞。第18回「ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞。「キネマ旬報ベストテン」新人女優賞など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

G-dark

10
バレエが全てで当たり前という生活を送ってきたから、「なぜバレエを始めたのか」と質問されても答えられなかった。踊りたいという衝動は、本能のようなものではないだろうか。という文が印象的なエッセイ。もっともっと踊りたい。稽古をしていてもエネルギーを持て余して、踊りに対する欲求をどこにぶつけて良いか分からないほど、エネルギーがわいてくる。これは、歌手、俳優、画家、作家といった、様々な分野で活躍する人たちに共通することかもしれません。歌わずにいられない、演じずにいられない、描かずにいられない、書かずにいられない。2019/05/18

峰山烽火

7
草刈さんの舞台(映像を含めて)はほとんど拝見したことがなかったのだけど、この本を読んで「こんなすばらしいダンサーが日本にもいるんだ」と思った。劣等感をうまく成長の糧に変えた人という印象を受けた。踊ることに対して非常にストイックで憧れる。そして幼いころのエピソード、特に「忘れ物」「ぱなし」には親近感を抱いた。「結婚して何年も経つのに子どもがいないと不幸せで、離婚することになるとでもいうのかい」……この辺りは読者もずっと疑問で、結婚していないことや子どもがいないことを、→続2014/09/06

はる

7
6年前に書かれたものなので、状況がかわっていたりすると思いますが(ご本人もバレエは引退されましたし・・・)あまり古さを感じることなく楽しめました。内容も文体も飾らない感じで好感がもてました。^^2012/12/17

つたじゅん

6
年中の娘がバレエを習いはじめたので、日本人バレリーナの自伝として見つけて読みました。映画もステキだったな。そういえば監督と結婚してた。ストイックで破天荒でバレエしか知らない人生と自ら言いきれるなんて、やっぱりしあわせだろうな。2013/05/18

tanico

4
かっこいい、ストイックな潔い女性だなぁ。自分の偏った所を認めた上でその偏りが自分の真ん中にあるものだ、っていうところに感動した。踊りに対する情熱、愛情も熱い。夫婦愛も垣間見え面白く読んだ。2016/01/27

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