単騎、千里を走る。

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344010918
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

男鹿半島で暮らす漁師の高田剛一は、息子・健一との間に、長年の確執によって生じた親子のわだかまりを抱えていた。その健一がガンに冒されたことを知った高田は、民俗学者である健一の代わりに、仮面劇「単騎、千里を走る。」をビデオに収めるため、中国の奥地・雲南省麗江を訪れる。その旅は彼にとって、親子の埋めることのできない心の溝を埋めるための旅でもあった。言葉のわからない地で次々と降りかかる難題。だが彼の一途な想いが、周囲の人々の心を動かしていく。そして高田自身も、多くの素朴な心情に触れ、人が生来持っている優しさや、自分が過去に見失ってしまった家族の意味を、少しずつ取り戻していく…。

著者等紹介

白川道[シラカワトオル]
1945年北京生まれ。一橋大学卒業後、様様な職を経て94年『流星たちの宴』で衝撃のデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

和 巳酉

2
 今では『関公』と呼ばれ財神として奉られている『関羽』。一日に千里を駆けるという稀代の名馬『赤兎馬』に騎乗した忠義の豪傑には華々しいお話も作られています。アッチの人は案外「××のようだ」と話しに伝わる人物に重ねて人の行動を評価することも有るようです。で、このお話のテーマは“仁義礼智忠信考悌”をエピソードで描き込もうということでしょうかね? 登場人物にもそんな感じの役が宛ててあるようにも思えますが、映画の方は話の進みがちょっと駆け足で判り難い気がします。その辺は小説版の方が匂ってる気がしました。 2013/05/27

ひらのまさゆき

1
読んでる間、健さんの顔しか浮かびませんでした!2015/05/23

tai65

1
星4・52014/09/12

himiko

1
白川作品にしては文字数が少ないので?と思ったら、映画のノベライズのよう。映画同様、高倉健さんを思い描きながら読んだ。映画には、なかったシーンに涙も。2010/05/11

abetenngoku

0
雄大な中国の大自然が目に浮かぶ良い文章、熱い人の心を感じる本でした。2017/09/24

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