出版社内容情報
空の国で、雲をつくってくらす仙女たち。わた雲や巻雲、雨雲のような、たくさんの種類の雲をつくっています。でも、そんな毎日を退屈に思ったふたりのおちび仙女がいました。ふたりは、こっそりぬけだして、世界を見物しにいこうとします。でも、大人の仙女に見つかり、つれもどされてしまいます。おばあちゃん仙女に、「もっとおもしろいしごとを したいです」と、気持ちを伝えるふたり。そんなふたりに、おばあちゃん仙女がかけたことば、そして、旅にでることになった出発の日、おばあちゃん仙女がふたりに渡してくれた箱に入っていたものとは…。
韓国初のノーベル賞作家、ハン・ガンが子どものために書いた、唯一の絵本。雷や稲妻をこわがる子どもたちを安心させてくれ、こわがらない子どもたちにも、新しい世界をみせてくれる一冊。
【目次】
内容説明
韓国初のノーベル文学賞受賞!小説家ハン・ガンが子どものために書いたたった一冊の絵本。雲をつくるしごとにたいくつした、ふたりのおちび仙女。ぴかっ!ごろごろどしーん!と、外の世界へ旅にでる!雷や稲妻がこわい子どもたちと、こわくない子どもたちにおくる、愛らしい小さな仙女の物語。
著者等紹介
ハンガン[ハンガン]
1970年の冬に生まれました。1993年に詩を、翌年小説を発表して活動を始め、『菜食主義者』『ギリシャ語の時間』『別れを告げない』などを書きました。李箱文学賞、国際ブッカー賞などを受賞し、2024年に韓国初のノーベル文学賞を受賞しました
チンテラム[チンテラム]
1973年にソウルで生まれました。東洋画を基本にたくさんの子どもの本の絵を描きました
さいとうまりこ[サイトウマリコ]
1960年に新潟で生まれました。『カステラ』で第一回日本翻訳大賞受賞。たくさんの韓国文学を翻訳しています(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。