焚殺 歴史の闇に隠されたあるゲイ・クラブの悲劇

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焚殺 歴史の闇に隠されたあるゲイ・クラブの悲劇

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  • サイズ 46判/ページ数 500p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784336078070
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0022

内容説明

炎が焼いたのは、命だけではなかった―。1973年から現代につながるアメリカLGBTQ+の歴史。「ストーンウォールの反乱」をきっかけに、ゲイ解放運動の機運が高まる中―。1973年6月24日午後8時、ゲイ・バーでの日曜恒例ビール・パーティーの最中、階下の階段に火が放たれた。その発火原因は現在に至るまで「不明」…。真相解明に挑んだ一人の若きジャーナリスト。証言と取材が浮かび上がらせるのは、過激な反ゲイ運動とエイズ禍にさらされながらも、差別と無関心に抗い続けたゲイたちの団結だった。「トランプ2.0」のバックラッシュが吹き荒れる今、消されてはならない歴史を、いまこそ語り継ぐ。ゲイ解放運動からLGBTQ+運動へ。エドガー賞犯罪実話部門受賞。

目次

第一部 炎(男同士の絆 一九七三年六月二十四日;日曜礼拝 その日の午後;ゲイ解放運動 日曜日の夕方 ほか)
第二部 灰(混乱の中で 一九七三年六月二十四日―宵;助けを呼ぶ電話 一九七三年六月二十四日―深夜;ゲイ解放運動の到来 一九七三年六月二十五日 月曜日―朝 ほか)
第三部 レガシー(公式見解 一九七三年七月‐九月;転落 一九七三年九月‐一九七四年十一月;立ち上がる人々 一九七四年十一月‐一九七九年 ほか)

著者等紹介

フィーゼラー,ロバート・W.[フィーゼラー,ロバートW.] [Fieseler,Robert W.]
ジャーナリスト兼作家。コロンビア大学大学院ジャーナリズム学科を首席で卒業。ピューリッツァー賞トラベリング・フェローシップを受賞。社会から取り残された人々やLGBTQ+の平等をテーマに、各種媒体を通じて一貫した発信を続けている。2019年にはNLGJA(LGBTQ+ジャーナリスト協会)の年間最優秀ジャーナリスト賞を受賞。また、1973年に起きた〈アップステアーズ・ラウンジ〉火災に対する市の無関心な対応について、ニューオーリンズ市議会に謝罪決議を可決させた活動家としても知られる。『焚殺 歴史の闇に隠されたあるゲイ・クラブの悲劇』(原書2018年)は作家としてのデビュー作であり、2019年度アメリカ探偵作家クラブ賞(通称エドガー賞)犯罪実話部門を受賞

柿沼瑛子[カキヌマエイコ]
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業

西本理恵子[ニシモトリエコ]
翻訳家。津田塾大学国際関係学科卒業。会社員を経て出版翻訳業

北丸雄二[キタマルユウジ]
ジャーナリスト、作家。東京新聞(中日新聞社)ニューヨーク支局長を経て独立。在ニューヨーク25年、2018年から拠点を日本に移して活動。日米の政治・社会・文学評論のほか、英米文学の翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

16
問題は、事件の容疑者について目撃者がかなり詳しい事を言っているのに、警察が複数回取り逃がしている点だ。もちろん加害者が逮捕されたとしても、失われた命は戻らない。しかし、通常通りの捜査を行い、裁判にかけていれば、法の裁きがどんな人の前においても平等であることを示せたはずだ。加害者はゲイフォビアというわけではなかったし、地元の有力者やその関係者でもない。警察側に逮捕する気があれば、機会はあった。にもかかわらず、やらなかった、と言ったほうが正しい。これでは、被害者は浮かばれない。 2025/11/24

isbm

1
★★2025/12/11

ちり

1
放火そのものはヘイトクライムによるものではないため、副次的に発生している「同性愛者であること自体が違法だった」時代に生きることの苦難が胸に迫る。遺体の身元特定が困難であったこと(この日このゲイバーに行くと家族に告げている人が少ない、また基本的に正規の身分証を持たないで来る)、犯人逮捕につながる目撃をしていてもその場にいたことを警察に知られるわけにいかないので証言ができない、世間もマスコミも行政も警察もまったく非協力的(敵対的と言っていい)なこと。「差別」のさまざまなありようを垣間見ることになる一冊。2025/12/03

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