内容説明
本書は、明治から昭和前期までの詐欺賭博についての警察による本格的な研究である。花札やサイコロ賭博、熟練を要するテーブルマジックのような技法を使うものから、仕掛けカラクリを用いたもの、人間心理を巧みについたものまで、工夫を凝らした「騙し」のテクニックを多数の図版とともに紹介する。
目次
第1編 一般的な詐欺賭博(賽と詐欺賭博;骨牌と詐欺賭博;抱き落とし(鹿追)
抱き落とし(鹿追)の実例
街頭の詐欺賭博 ほか)
第2編 特殊な詐欺賭博(電気装置の賽;穴熊;「ウステー」と詐欺;玉ころがしと詐欺;馬券カードと詐欺 ほか)
著者等紹介
井上馨[イノウエカオル]
名古屋地方裁判所検事局検事をつとめ、裁判記録、被告人の供述などから「司法研究 報告書第二十輯十四 詐欺賭博の研究」のほか、多くの司法研究成果をまとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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