内容説明
あの国民作家がポルノ表現を綴って編集者を悩ませた若き日。あの人気作家が芸能ゴシップ記事も書いていたデビュー前の日々。莫大小の行商で苦労した文壇おしどり夫婦の心温まる話。…などなど、雑誌記者40年。その取材ノートから、彼らの知られざる横顔、興味深い逸話をあざやかに描いた珠玉のエッセイ。
目次
第1部 作家のエピソードで綴る昭和の情趣(林房雄―風潮に逆らった反骨の人;山手樹一郎―明るい時代小説の書き手;尾崎士郎―義理と人情のこの世界;壺井栄―少女時代の苦労を糧に ほか)
第2部 芸能・スポーツ界にみる昭和の残像(芸能取材楽屋ばなし;「ああ上野駅」誕生秘話;わが心の寅次郎・渥美清さん;今は昔の芸能取材 ほか)
著者等紹介
鈴木俊彦[スズキトシヒコ]
フリージャーナリスト。1933年、静岡県藤枝市生まれ。静岡高校を経て1957年早稲田大学法学部卒業。同年社団法人家の光協会(農村向け出版社)に入社し、出版部編集長、『地上』編集長、編集委員室長、電波報道部長を歴任。2003年より日本ペンクラブ会員、野球文化学会会員として執筆・取材活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。