内容説明
テレパシー、催眠術、暗示、黒魔術、護符、人工的精霊―心霊的攻撃からの防衛法を説く、実践的手引きの書。
目次
第1部 心霊的攻撃の種類(心霊的攻撃の徴候;心霊的攻撃の性質の本質 ほか)
第2部 鑑別診断(客観的な心霊的攻撃と主観的な精神障害の区別;邪道の結社の隠秘学以外の危険 ほか)
第3部 心霊的攻撃の診断(心霊的攻撃に使用される方法;心霊的攻撃の動機)
第4部 心霊的攻撃に対する防衛法(心霊的攻撃と防衛の身体面;攻撃の性質の診断 ほか)
結論
附録 隠秘学の実際
著者等紹介
大島有子[オオシマアリス]
1955年生。英米文学専攻(アメリカ詩)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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磁石
13
著者の心理学からの視線/オカルトとは無縁な一般人への配慮のため、わかりやすくスンナリ入ってきた。世の精神疾患の全てが肉体の機能不全によって引き起こされたとは限らず、邪念や悪霊の仕業も大いにある。ゆえに、悪魔祓いや清めで治ってしまう/そうでなければ解決しないこともある。また、忘れていた自分の攻撃が帰ってきたのかも知れないので、無闇に祓うことには注意が必要。逆らわずに素通りさせることが一番。心霊攻撃は長く耐え抜いた方が勝つ、攻撃は非常に力が必要。であるので、奇襲で仕留められなければ負けてしまう2016/09/02
ういじ
2
ダイアン・フォーチュン女史の名著。目に見えない存在、人の悪意に如何に立ち向かうかが読みやすい訳で書かれているものの、専門用語も多いため多少の下地の知識は必須。しかし一般向けに書いたそうなので他の本よりはわかりやすい。現代の生活で役に立つかは人によるが、オカルトに興味のない人でも簡単に実践できる方法がたくさん。どうもあの人と一緒にいると疲れるなーとか、そういう場合にも役に立つ。例の「最大の防御は笑う事」という話はこの本に書いてある。
Abdiel
0
「黄金の夜明け団」、「内光協会」の魔術師ダイアン・フォーチュンの著作。実例を元に、心霊的攻撃から身を守る方法をオカルト的・心理学的に解説する。星幽界などのオカルト用語の知識が無いと意味が分からないだろうと思われる部分が多々あるものの、全般的に面白く書かれている。19世紀後半から20世紀初頭の迷信や、イギリスの近代魔術の状況も窺い知ることができる。2009/01/28
Arnold
0
奥歯に物が挟まったような印象を持った。公開できる範囲内で記述されているからだろうか。 唯一線を引いた箇所:『我々自身がこの世界であり、この体の中に世界のあらわゆる部分を持っている』2018/09/03