老魔法使い―種村季弘遺稿翻訳集

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  • サイズ A5判/ページ数 544p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336049834
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

内容説明

犯人探しや謎解きの背後に人間存在の深淵を垣間見させ、“スイスのシムノン”との絶賛を浴びたドイツ語ミステリの先駆シュトゥーダー刑事シリーズ。青髭農夫による四人の女房の死の真相を暴く表題作をはじめ、短篇12編と長篇2編を収録。異色のアウトサイダー作家として大きな注目を集めるグラウザーの傑作小説集成、全編本邦初訳。

著者等紹介

グラウザー,フリードリヒ[グラウザー,フリードリヒ][Glauser,Friedrich]
1896年ウィーンで生まれたスイスの作家。四歳で生母と死別し、ウィーンにてギムナジウムの第三級まで履修する。その後、スイスの田園教育舎、ジュネーヴのコレージュに学ぶが放校処分となる。チューリヒのダダイズム運動に最年少のメンバーとして加わり、フーゴー・バルやトリスタン・ツァラとともに活動する。モルヒネ依存症となったため、父親により精神病院に強制隔離される。以降、外人部隊、皿洗い、炭坑夫、庭師などの職を転々とし、その放浪生活のあいだに書き上げた『シュルンプ・エルヴィンの殺人事件』(1935)でミステリー作家としてデビューする。『クロック商会』(1937)、『シナ人』(1938)等、一連のシュトゥーダー刑事シリーズを次々に発表し、“スイスのシムノン”と絶賛される。その他、『外人部隊』(1940)をはじめとした小説や、放浪記をふくむ自伝的エッセイも発表し、放浪作家としても称えられる。1938年42歳で死去。死後刊行された一連の作品によって、20世紀の先駆的アウトサイダー作家としての評価が高まっている

種村季弘[タネムラスエヒロ]
1933年、東京生まれ。57年、東京大学文学部独文科卒業。パニッツァ、クライスト、ホフマン、ルネ・ホッケなどの名訳者として知られるかたわら、パラケルスス、カリオストロ、ザッヘル=マゾッホなどの評伝や、人形、奇人、温泉、錬金術、幻想文学等をめぐる多彩なエッセイを発表する。『ビンゲンのヒルデガルトの世界』で芸術選奨文部大臣賞・斎藤緑雨賞、『種村季弘のネオ・ラビリントス』で泉鏡花文学賞を受賞。2004年71歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

80
この本はシュトゥーダー警部が活躍するミステリーという体である。しかし、ミステリーというよりも人の機微とタイミングの差が生み出した現象に対し、人がどれ程、アプローチを掛けられるかが考察されているように思えてならない。その為、ミステリーにありがちな論理的解決はない。日常によって現象自体が消滅したり、有耶無耶になる。ある意味、現実的なミステリーとも言えよう。だからこそ、冤罪事件が意外な結末へ変わる「シェルンプ・エルヴィンの殺人事件」と自己弁護から故人と戻らない日々への愛惜への変化が切ない「死者の訴え」が印象深い2019/06/12

紅はこべ

28
デュレンマット以来のスイス作家。短編集とシュトゥーダー刑事ものの長編二編が一冊に収められている。短編集はシュトゥーダー刑事もの、外人部隊もの、ノンシリーズなど。種村季弘の訳文は決して読みやすくはない。長編は殺人を扱っているし、刑事も推理はしているけれど、ミステリというより、スイスの風俗や人間模様を描いたという感じか。多言語国家のスイスは、その人物がどんな言語を話すかが重視されるみたい。因みにシュトゥーダーは独語、仏語、伊語を話せるようだ。独語も標準独語とスイス訛りに分けられるみたい。2015/09/10

takao

4
ふむ2024/04/30

氷沼

2
スイスのシムノンと評されているクラウザーの、シュトゥーダー刑事モノとして短編を12篇、『シュルンプ・エルヴィンの殺人事件』『シナ人』を収めた一冊。地味である。かなりのボリュームがあるのですが、地味なので短編はともかく長編は読むのがキツかったです。2015/06/22

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