内容説明
20世紀の家族が形成され、成長、衰退、やがて消滅する。『評伝山中貞雄』『原節子伝説の女優』の著者が家族のサイクルで読み解く、小津安二郎の世界と生涯。
目次
ルーツ
少年の夢
モラトリアム
正しい映画の作り方
二三歳の監督
モダニズム暗転
二重拘束
初トーキーはドキュメンタリー
小津作品を、世界へ
日中戦争
第二次大戦へ
インドへの道
敗残の歌
小津の道
永遠の相の下に
映画変貌の中へ
寂寥の詩
著者等紹介
千葉伸夫[チバノブオ]
1945年中国錦州省に生まれる。早稲田大学大学院演劇科修士課程修了。ノンフィクション作家。現在、明治学院大学、大妻女子大学、関東学院大学などで教鞭をとる
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