内容説明
たとえ戦争が終わっても、世界は平和になりません。貧困はこの10年間で400万人の子どもの命をうばい、2010年、自然災害によって29万人が亡くなりました。グローバル化した世界では、病気や健康問題は国境を越えてやってきます。健康格差是正のために看護と保健を考えるテキスト。
目次
第1章 総論(なぜ世界の健康を考えるのか;世界にはどんな課題があるのか)
第2章 海外における国際看護活動(総論;国際看護活動の実際)
第3章 海外における日本人(海外在留邦人の推移;移民した日本人の健康課題;転勤・派遣・旅行で渡航した日本人の健康課題)
第4章 日本における外国人(総論;在日外国人の人口動態;在日外国人の母子保健;在日外国人の地域看護;在日外国人の高齢者看護;短期滞在、訪日外国人への支援)
第5章 世界につながる日本人(世界につながる日本人;世界につながる日本の健康課題)
著者等紹介
丸井英二[マルイエイジ]
東京大学医学部保健学科卒業。東京大学教授、国立国際医療センター研究所・部長を経て、順天堂大学医学部公衆衛生学教授
森口育子[モリグチイクコ]
国立公衆衛生院研究課程修了、Doctor of Public Health。兵庫県立大学看護学部地域看護学教授を経て、兵庫県立大学地域ケア開発研究所国際地域看護学教授
李節子[リセツコ]
千葉大学看護学部卒業、東京大学保健学博士。東京女子医科大学看護学部教授を経て、長崎県立大学大学院人間健康科学研究科教授、日本グローバルヘルス研究センター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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