内容説明
「宇宙船地球号」というフラー博士の素晴らしいフレーズにより、私たちの地球環境への認識が大きく進化しました。そして、40年後の現在、もうひとつの小さな宇宙船を迎える時代になろうとしています。それは「流域」という宇宙船。地球の生態系が急速に崩れだした現代、ヒトと自然のバランスをはかる「環境容量」というエコモデルと、地理情報システム・GISの助けをかり、日本の適正ラインを探り、ライフスタイルを進化させましょう。
目次
第1章 ヒトと自然を学ぶキーワード―ヒトと自然を学ぶ6つのキーワード(生態系のなかの「ヒト・自然系」;自然のまとまり「生態系・エコシステム」 ほか)
第2章 ヒト・自然系を学ぶエコモデル―ヒトと自然を学ぶ5つのエコモデル(日本のCO2固定容量;日本のクーリング容量 ほか)
第3章 日本のヒトと自然のキャパシティ―地方区分で学ぶ(北海道地方を学ぶ;東北地方を学ぶ ほか)
第4章 環境変動の舞台裏―環境はなぜ変動するのでしょう(1人当たり排出量や需要量の変化;変動パターン ほか)
第5章 エピローグ:環境容量から学ぶ未来へのメッセージ―環境容量から学ぶ未来へのメッセージ(都市域と自然域、流域の上流域、下流域、そして階層性;宇宙船地球号とThink Globally、Act Locally、そして流域 ほか)
著者等紹介
大西文秀[オオニシフミヒデ]
1951年大阪府生まれ。1964年大阪市立真田山小学校卒業。1967年大阪市立高津中学校卒業。1970年大阪府立高津高等学校卒業。1975年神戸大学卒業。1977年大阪府立大学大学院修士課程修了。1977年竹中工務店入社現在に至る。1999年大阪府立大学大学院博士後期課程修了(社会人入学)。現在、竹中工務店プロジェクト開発推進本部。専門分野は環境科学:流域圏を視点にしたヒト・自然系モデルの構築とGISの活用。博士(学術)。社会活動としては総合地球環境学研究所環境意識プロジェクトコアメンバー、土木学会地球環境委員会幹事、土木学会温暖化対策特別委員会幹事、日本建築家協会環境行動委員会オブザーバー、NPO法人淀川さくら街道ネットワーク理事、環境省環境カウンセラー(市民部門)、プロジェクト・ワイルドファシリテーター、宇宙船とカヌーカヌークラブツーリングリーダー、聖水リレーの会代表。所属学会:環境情報科学センター、地理情報システム学会、日本都市計画学会、日本造園学会、土木学会、日本地理学会、日本景観生態学会、応用生態工学会、日本陸水学会、陸水物理研究会、日本生態学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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