出版社内容情報
【解説】
がんの心理療法のサイモントン療法は,心理面から発展し,魂のレベルに踏み込んできた。本書では,末期がんから奇跡的に生還したヘンソンの「治癒への旅」を再現し,解説する。
内容説明
身体・心・魂が一体となった癒しのトレーニング。「がんのセルフ・コントロール」で有名なサイモントン療法の新しいプログラムと、末期がんから寄跡の生還を遂げた患者の感動的で示唆に富む手紙により、患者を励まし、内なる治癒力を高めるアプローチを示す。
目次
1 サイモントンがんセンターのプログラム(からだ、こころ、魂―がんや大病とどう闘うか;ある患者の証言―リード・ヘンソンの奇跡;癒しのトレーニングを始める―サイモントンがんセンターでの一週間;イメージ療法と内なる英知の活用―こころと魂の治癒力;二年間の健康開発プラン―回復への目標設定;書簡集の説明―リード・ヘンソンの体験の活用法)
2 リード・ヘンソンの手紙(手紙1 人生の学徒となる;手紙1の解説;手紙2 非難、影響力、コントロール;手紙3 罪悪感、過ち、成長;手紙2、3の解説 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
め
4
「がんは、自分に苦痛を与える事柄から手を引き、生きる喜びを感じることに取り組ませるためのメッセージである」「病気を口実にして、やりたくないと思っていることについて、いますぐ『ノー』と言い、新しいことにチャレンジしてみよう」 サイモントン療法は、厳密にはできないけれど、考え方として大変役に立っている。しかし私(おそらく多くの日本人)はリードのような信仰を持たないので、神を信じ切って自分を委ねるというようなことはできない。それでも、何か大きな力が、あたたかな光が、私の中に差し込んでくる様子を想像してみよう。2018/07/24