内容説明
法的交渉能力は、法律実務家の日常業務にとって必要不可欠な基本的スキルである。裁判官・弁護士・企業法務出身研究者が、理論と実務の双方から「学としての法的交渉論」の構築に挑み、法実践の場におけるネゴシエーション能力の本質にせまる。
目次
第1部 リーガル・ネゴシエーションの基礎(ネゴシエーションの世界へ;交渉と科学と文化;リーガル・ネゴシエーションの位置付け;企業法務の実務における交渉)
第2部 法律実務家のスキルとしての交渉(学としての交渉論について;実践としての契約締結交渉;実践としての紛争解決交渉;交渉教育と法的交渉論)
著者等紹介
加藤新太郎[カトウシンタロウ]
1950年、愛知県生まれ。1973年、名古屋大学法学部卒業。1975年、裁判官任官(東京地方裁判所)。1998年、東京地方裁判所部総括判事。現在、司法研修所教官
柏木昇[カシワギノボル]
1942年、東京都生まれ。1965年、東京大学法学部卒業。1965年、三菱商事株式会社入社。1993年、東京大学法学部教授。2003年、中央大学法学部教授。現在、中央大学法科大学院教授
豊田愛祥[トヨダヨシナカ]
1942年、東京都生まれ。1966年、早稲田大学第一法学部卒業。1970年、弁護士登録(第一東京弁護士会)。1988年、日本交渉学会設立・理事就任。現在、弁護士(光和総合法律事務所シニア・パートナー)
堀龍児[ホリリュウジ]
1943年、兵庫県生まれ。1966年、大阪市立大学法学部卒業。1966年、日商岩井株式会社(岩井産業株式会社)入社。2000年、同社常務取締役。2003年、早稲田大学法学部教授。現在、早稲田大学大学院法務研究科教授
佐藤彰一[サトウショウイチ]
1953年、福岡県生まれ。1977年、立命館大学法学部卒業。1982年、立命館大学大学院博士課程後期修了。1983年、国学院大学法学部専任講師。1994年、立教大学法学部教授。1999年、弁護士登録(第二東京弁護士会)。2003年、法政大学法学部教授。現在、法政大学法務研究科教授・弁護士(法律事務所リエゾン)
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