内容説明
地方分権は住民自治を拡充するか。地方分権推進の歴史的な努力が行われている現在、「地方分権推進法」が、〈住民自治体〉づくりに繋がるよう地方分権がもつ法的しくみの意味合いを探り、戦後から今日までの地方分権論議の内容を検証する。
目次
地方分権をめぐる基本的な法制論(「地方自治の本旨」から見た“地方分権”;日本国家を形づくる国と自治体;地方自治権をどこまで増やせるか;地方分権を求める“住民自治体”)
地方分権推進法の制定とその背景(地方自治体の56年法体制と70年代自治体の先導行政;80年代後期からの地方分権論議の経済・社会的背景;地方分権論議の経過と地方分権推進法;内需拡大論的地方分権論の問題点)
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- 和書
- いっと 35