出版社内容情報
「最近の若者は本を読まない」のは本当なのか? 「中高生が読んでいる本」の綿密な分析を行い、「朝読書」や「TikTok売れ」の影響など、多彩な視点から10代の読書の実態を検証する。
内容説明
この二〇年間で、小中学生の平均読書冊数はV字回復した。そうしたなか、なぜ「若者は本を読まない」という事実と異なる説が当たり前のように語られるのだろうか。各種データと実際に読まれている本から、中高生が本に求める「三大ニーズ」とそれに応える人気の本の「四つの型」を提示する。今、中高生は何を好んで読んでいるのか?若者の読書についての「思い込み」を打ち破る。
目次
第1章 10代の読書に関する調査(「子どもの本離れ」は過去の話;「書籍」離れが終わった背景 ほか)
第2章 読まれる本の「三大ニーズ」と「四つの型」(衝動優位の10代の脳;中高生が好むフィクションの共通点 ほか)
第3章 カテゴリー、ジャンル別に見た中高生が読む本(児童文庫/児童書;ライトノベル ほか)
第4章 10代の読書はこれからどうなるのか(若者に有効な読書推進施策はあるのか;「10代が読みたい本」を軸に考え直す ほか)
著者等紹介
飯田一史[イイダイチシ]
1982年青森県むつ市生まれ。中央大学法学部法律学科卒。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)。出版社にてカルチャー誌や小説の編集に携わったのち、独立。マーケティング的視点と批評的観点からウェブカルチャー、出版産業、子どもの本、マンガ等について取材、調査、執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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