内容説明
宗教とのつきあい方を知ればビジネスもコミュニケーションももっとうまくいく!本書では、海外・国内を問わず、さまざまな宗教をもつ人たちに対応するために必要な実践的知識をまとめ、「現在の具体的事例から」宗教を理解。「宗教から学ぶ」というより、「○○教徒とのつきあい方を知る」。
目次
第1部 公的ガイドラインから読み解く宗教リテラシー(イギリス;アメリカ;カナダ;ドイツ;オーストラリア;フランス)
第2部 留学生との対話から探る宗教リテラシー(韓国;中国・台湾;タイ;マレーシア;インドネシア;インド;アラブ諸国;日本で困っていること)
著者等紹介
山中弘[ヤマナカヒロシ]
筑波大学人文社会系教授。専門は宗教学、宗教社会学
藤原聖子[フジワラサトコ]
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は比較宗教学。Ph.D.(シカゴ大学)。2005年国際宗教学会大会を機に、宗教リテラシーに関心をもつ諸外国の研究者と交流。2010年より国際宗教学会実行委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまやま
5
各種宗教信者との付き合いをどう行うか、が主たるテーマであり、宗教そのものへの問いはその付き合い方の中で反芻される内容の書物である。第一部では欧米各国の公式ガイドラインが紹介され、宗教との関係性の建前が引用されている。第二部は日本への留学生及び就職した方へのインタビューである。アジアの国々から来られた方数名を国ごとに分けて話を聞く。祭祀礼拝など実に多くの方法また思考法が伺えるが、作法を丸々覚えて運用することは現実の課題がないと真剣みがない。逆に、隣にこのような信者がいるのが国際化で、その時は必須なのでは。2019/12/02
templecity
1
各国別に宗教の対応の仕方について記載。イスラムでは祈りの前に両足も水で洗うので、洗面所が水浸しとなってしまう。キリスト教でも宗教と労働条件については厳格な決まりがある。韓国のキリスト教の台頭は戦後になってから。それまでは儒教的な教えが支配。キリスト教の平等と儒教の年齢の上下とは矛盾するようだが韓国なりに決まりがある。 2014/12/26
あ
1
文量が多い割にうすっぺらいなあと思いました。そこそこ新しいからこの国は現状こんなもんなのかなぐらいには参考になるかもしれないが2017/08/30
hirotada_k
1
各宗教のマナー、国ごとの宗教に対する政策の違いが分かりやすく説明されている。 座談会が複数ありその国(宗教)に属する人の考え方(の例)を具体的に知ることができるのがgood2014/08/10