内容説明
１４歳の誕生日を迎えた夜、ジャドとアンブルとオパールの３人の少女は、それぞれの家族から、不思議な力を持つ石を手渡され、使命を告げられる。『予言の書』に従い、この世の運命を変えるべく、今すぐ旅立たなくてはならないというのだ。―２００２年パリ。死の床にある１４歳の少女ジョアンナは、ある日不思議な夢を見る…。互いの顔も知らなかった少女たちは、石に導かれて旅を続けるなかで、反発しあいながら少しずつ友情を育んでゆく。しかしその頃、この世を支配する邪悪な力は密かに動きだしていた。―２００２年パリ。不思議な夢のせいだろうか。やがて、ジョアンナの心と体に微かな変化が…。
著者等紹介
ビュジョール，フラヴィア［ビュジョール，フラヴィア］［Ｂｕｊｏｒ，Ｆｌａｖｉａ］
１３歳。『エリアドルの王国』がデビュー作。発表されるやいなやマスコミの注目を浴び、一躍フランス文壇の寵児となった。世界１７カ国で翻訳決定
東野曜子［ヒガシノヨウコ］
１９６２年生まれ。甲南大学文学部社会学科卒業。プログラマーを経て、実務翻訳および出版翻訳に携わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徳浄さん
2
13歳の少女が書いた物語ということで、手に取った。彼女はどこからこの構想を得たのだろう。生と死、善と悪。すべての人間の内にあるものを正面から見つめて書かれたものだ。ただ、この作家の次の作品とは？ 既に大人となっているだろう彼女は今どんな作品を書いているのだろう。2016/09/19
きゆー
1
小学生の時に読んでからずっと大好きな作品。ファンタジックな世界観が大好きです。三人の女の子たちが三者三様の魅力を持っているところも素敵です。個人的にアンブルが一番自分ににてると思ってお気に入りでした。この作品、13歳の女の子が書いたということで、小学生の私はそんな風に小説を書いてみたいと思ったのでした。（´-`）.｡oO（懐かしい)何度読んでも想像力をかきたてられます。2014/03/23
杜若20号(Smith)
0
昔から大好きで、何度も読んだ本。大人になった今読んでみても素晴らしい作品だと思う。ファンタジーな世界の中にも生と死というリアルで重々しいことが散りばめられていて、深く考えさせられる。登場人物達の個性もそれぞれ素敵。これは単なるファンタジーではない。2015/07/01
あやさん
0
小学生か、中学生かの時に読んだ。うきうきしながら読んだ覚えがある。面白かったので、妹にも薦めたし、面白いといってくれた。自分が良かったと思う本を、他の人も良いと感じてくれるのは気持ちいいものです。
奇龍
0
昔も好きだったけど再読しても面白い！どっぷり浸れるファンタジー要素満点な世界で、登場人物もよく考えられてると思う。数々の試練も、短いながらもまとまっているし、心地よいぐらいのスピードで進んでいくので読みやすいし感情移入もできる。物語の終わりもめでたしめでたしで終わるし、最後はもう一つの現実世界で前向きに終わるので、読み終わった後は、私も頑張ろうと思える物語です。子供の頃、一度は想像したことのある世界へ旅立ちたい方へはオススメ。2013/10/19
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