感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
allite510@Lamb & Wool
3
実際インドに行っても、なかなかちゃんと話ができないのだ。語学的なこともあるが、はぐらかされてもうまく返せないし、なにしろ怖いのだ。一見人が良さそうでも。そんなインドを代表するような存在でありながら、本も資料も少なくよくわからないサドゥたちの写真を中心とした本。サドゥのネットワークはある意味世界最古の宗教結社とも言えるわけで、面白くないわけがない。決してサドゥのなんたるかがこの本で分かるわけではないけれども、いろんなものがむきだしになった面構えを見るだけでも目茶強烈。2016/09/30
保山ひャン
3
放浪の修行者サドゥを多数の写真と共に紹介する。仙境タポヴァンを目指す片足のサドゥ、三つの聖なる川が交わるサンガム周辺で行われる大集会クンブメーラでの数多くのサドゥ、最果ての聖地ガンガーサガールでの人食いサドゥ(アゴーリ)などなど。サドゥは自由で、生き神様として敬われると同時に異様な形相や格好を畏れられてもいる。大物のサドゥはナガババと呼ばれ、正装たる全裸が許される。表紙の写真でわかるように、サドゥはインドの法律で禁じられている大麻も、チラム(パイプ)で吸引するのが暗黙の了解で見逃されている。自由とは!2016/02/07
イワシオイシイ
1
個人的にヒンドゥー教に興味があり調べていくうちにぶち当たったサドゥの存在 この不思議な修行者達の様々なシーンが見れる事が非常に興味深く楽しかった。 お気に入りの一冊です2013/04/27