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内容説明
教育の未来は日本の未来。だから、生徒も保護者も先生も、教育委員会も自治体も国も、教師を目指す人も、子どもがすでに巣立った人も、子どもを持たない人も、みんなで考えたい。学校のこと。
目次
第1章 「定額働かせ放題」に挑む(過酷な勤務実態;ブラック部活動 ほか)
第2章 「ブラック校則」に挑む(定時制高校で学んだこと;夜の給食 ほか)
第3章 これからの働き方を考える(再びの働き方改革へ;給特法が労基法を骨抜きにした ほか)
終章 教師になるまでのこと(震度7が人生を変えた;役者の道に足を突っ込む ほか)
著者等紹介
西村祐二[ニシムラユウジ]
1979年、兵庫県西宮市生まれ。2002年、関西学院大学卒業後、小劇場や自主映画の世界で活動。30歳で岐阜大学大学院に進学し、32歳で岐阜県立高等学校地歴科教諭(現職)。勤務の傍ら、’16年8月より「斉藤ひでみ」名義で教師の労働問題や生徒の校則問題について発信を始め、文部科学省への署名提出、参議院文教科学委員会での参考人陳述等を行った。Change.orgのオンライン署名ではユーザーが選ぶ年間大賞「2019 Changemaker Award」を受賞。’23年現在、高校勤務を続けながら名古屋大学大学院(博士後期課程)に学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
それいゆ
23
8時間以上働けば残業手当が出るのは当たり前。遅くまで学校に残っていても4%の調整手当が出るだけで「定額働かせ放題」、最高のブラックな職場が教育現場です。帰宅後には翌日の授業の準備をし、気が付くと12時を過ぎていて、寝る暇もなく働いているのが教師です。中学校では部活で生徒を指導して午後7時くらいに終わり、それから自分の分掌業務をすればすぐに9時10時になります。過労死寸前、こんな職場を自分の子どもに勧めることはできませんでした。部活は余計な仕事だと思います。なくせばいい。それが唯一現状を打開する方策です。2023/08/23
ひろ
1
時代が変わると合わなくなることだらけ! 気づいたら変えていく。それだけのことが、ままならない。でもやらねば!2024/05/03
HEAVY-BIRD
0
西村先生が全国の高校教諭を代表して諸問題に挑んているのには、深いワケがあることを本書で明かしていると思いました。2023/07/12