にらみ

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334912109
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



長岡弘樹[ナガオカ ヒロキ]
著・文・その他

内容説明

“にらみ”とは、刑事が公判を傍聴し、被告人が供述を翻したりしないよう、無言で圧力をかけること―。事務所荒らしで捕まり、懲役五年の判決を受けた窃盗の常習犯・保原尚道は、仮釈放中に保護司を殺害しようとした容疑で逮捕された。取り調べを担当する片平成之は、四年前の保原の裁判で“にらみ”をしていて面識があった。保原は自首しており、目撃者による面通しも終えているのだが、片平は納得していない。保原は人を殺めようとするほどの悪人なのか―。(「にらみ」)驚きと情感あふれるミステリー傑作集!

著者等紹介

長岡弘樹[ナガオカヒロキ]
1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞し、’05年『陽だまりの偽り』でデビュー。’08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。’13年『教場』が「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門1位、「このミステリーがすごい!2014年版」第2位となり、2014年本屋大賞にもノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

249
長岡弘樹は、新作中心に読んでいる作家です。ミステリ短編集、オススメは表題作の『にらみ』と珍しいトリックの『実況中継』です。但し、この表紙は酷過ぎます。著者の意向かどうか解りませんが、光文社は反省するように。2018/05/04

しんたろー

220
2010~2017年に雑誌に掲載された作品集…残念ながら名作である『傍聞き』の中の4編みたいなドンデン返しや人情の深みはないが、短編ミステリとして標準点はクリアしていると思えた。『遺品の迷い』と『白秋の道標』は情感が伴っていて好みだった。『餞別』は肝であるメッセージの出し方に関して「なるほど!」と思えたし『実況中継』のトリックも悪くない。犯人の目星がついてしまうのは30ページ程度だから仕方ないが、伏線が判り易いのはチョッと親切すぎるかも知れない。もっと書ける方だと期待しているので、新作を楽しみに待ちたい♬2018/06/21

いつでも母さん

208
なんてインパクトのあるカバー!タイトル作を含む長岡さんらしい印象の短編7作。『雑草』は中学生にまで広がってるのかと思うと暗澹たる思いだった。好みはタイトル作と『遺品の迷い』長岡さんは短編の方が(連作でも)好きかも私。2018/04/19

おしゃべりメガネ

160
見事な長岡さんワールドが炸裂してました。相変わらず本当にウマいですね、構成が。やはり個人的にはこの作者さん、短編集が本当に素晴らしいです。今作もありとあらゆる角度から書かれた出来事を読みやすく、そしてわかりやすくキレイにまとめあげていて、頁を捲る手が止まらなくなります。話のネタによってはちょっと出来すぎ(うまくいきすぎ)感はあるものの、そこを補うぐらい余裕ありありの作品でした。特に「遺品の迷い」が最高でした。自分の中では限られている'ハズさない'作家さんの一人ですが、今後の作品もますます楽しみになります。2018/04/14

ナイスネイチャ

153
図書館本。短編集7編。そう言うことか?って感じでした。!!ではなく?。読解力が足らなくて理解できず戻ってみたりして読了。2018/06/27

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