内容説明
書店員の颯太に初めての恋人ができた。やさしくてきれいで聡明で、目が不自由なことなど気にもならなかった。勇気を出してのプロポーズ。だが、期待していた答えは返ってこなかった。そして、帰り道で事故に遭った彼女はそのまま亡くなってしまう。無気力な日々を送る颯太に、彼女の職場の後輩が「死んだ人に会える」店を教えてくれる。好評シリーズ第五弾。
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年千葉県生まれ。2010年、第8回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖オサキ江戸へ』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
38
亡くなった人に逢えるという、ちびねこ亭。今回は、病院に出前対応までしてくれた。どの話も心に沁みるが、時は戻せないのは、しんどい。2022/09/07
Mie Tange
20
シリーズ5作目。 今回は会えなかったり、店じゃなかったり… 健を隆と書き間違えてたり(笑)2023/04/27
おれんじぺこ♪(16年生)
16
シリーズ第5弾。今更だけどサブタイトルが「猫」←今更すぎ2023/04/05
小梅さん。
13
今までになく沁みて何度となくページを繰る手が止まってしまった。 葵の優しさ、颯太の苦しさ、どの想いも胸に響く。 相手が優しいほど、自分がふがいなく思えて苦しいって、ある。颯太って、ひょっとして。。。 私も、ちびねこ亭に行きたいよ。。。 ところで、ちびって今後大人猫になっていくのかな。 それとも、ずっと子猫なのかしら、なんて思ったりして。 琴子と櫂の仲がどうなっていくのかも気になる。 特製レシピでは断然焼き豚が食べたいので、挑戦してみよう。2022/08/08
やま
12
シリーズ5作目。今までと違う奇跡もあり、楽しめました。過去作のお客様が登場したので、過去作も再読。全然進展しない櫂と琴子の関係が、今後どうなっていくか楽しみです。2022/08/19
-
- 和書
- 草笛光子のクローゼット