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出版社内容情報
渡邊大門[ワタナベ ダイモン]
著・文・その他
内容説明
戦国武将は初陣が先か、初体験が先か?不倫は男女ともに切り捨ての罪。ヨーロッパの宣教師も驚きの奔放さと、恐ろしい慣習。宮中では公家が、寺では僧侶が色騒ぎ。戦場で武将たちを支えた男色文化…。中世の人々がこんなに貪欲とは思わなかった!愛欲と快楽にまつわる驚きの戦国史を、史料から読み解く。
目次
第1章 宣教師も驚く、性に奔放な日本人―戦国時代の性観念
第2章 武器としての結婚―戦国時代の結婚・離婚
第3章 公家も僧侶も色騒ぎ―戦国時代の性風俗
第4章 武将を悩ませた性病―戦国時代の医学書から
第5章 武将の性欲と健康―戦国時代の回春法
第6章 海を越え、売り買いされた人々―戦国時代の性奴隷
第7章 稚児を愛で、戦場で愛し合う―戦国時代の男色文化
著者等紹介
渡邊大門[ワタナベダイモン]
1967年生まれ。(株)歴史と文化の研究所代表取締役。2008年、佛教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
現在葬送のフリーレンのコスプレ中・寺「葬送のフリーレンて何や!」
76
記録し忘れの一冊。この著者のTwitterをフォローしているが、ちょくちょく【拡散希望】と、自身の著作物や文業を宣伝しておられる。つくづく著述業も売れてナンボの世界なのだと痛感させられる。この著者の本は何冊か読んだ事があるが、どれも面白く、戦国時代の実際を読み解いていてお薦めである。この本だって面白かった。乃至政彦『戦国武将と男色』と被る所もあったが、巻末を見ると本書があれより早く出ている事もわかる。細かいように思う人もいるだろうが、仕事というのは小さな誇りの積み重ねなのである。私は何より渡邊大門を推す。2020/05/07
maito/まいと
22
日本史のなかでもファンが多く、認知度が高い戦国時代だけど、テーマ別にみていくと、まだまだ知らないことがたくさんある。タイトルからして外で読むのは恥ずかしい1冊なのだけど、当時の日本人の倫理感や意識優先度など、観るべき所はたくさんあった。例え生まれが早くても、正室の子の方が最も尊重されたり、女性から離婚を切り出すことが相当難しかったり、と日本人でも時代が違えば価値観も変わる。跡継ぎ争いや同族闘争の多くが、性と愛に関することに起因しているだけに、知っておけば、既存の戦国時代への理解がもっと深まる。2020/01/16
Miz
9
タイトルに引き寄せられて(笑)手に取る。洋の東西を問わず、また古今を問わず、戦乱時には性のモラルなどあったものではなく、また独裁者、制覇者というのは夜も強いというのも古今東西問わないところか。ただ、戦国の世においては文献が少なく、あっても時代検証と言う意味で首をかしげるところもあり、まぁ話のネタ程度に捉えて、面白く読めた。2018/08/08
ミナ
8
帯の「日本人がこんなに性におおらかだったとは!」と書いてある時点で止めておけば良かった。特に新しい発見もなかった。度々書かれる作者の現代人としての価値観からは許しがたいといった話はなくていい。今と昔は違って当たり前なのだから。あと、ヨーロッパなどが良くみえるような書き方だなと思った。2018/05/29
ミッキーラブ
3
戦国時代、武将達の性に関するさまざまな内容。 新しい内容はなかったけど面白かった。2021/12/11