光文社知恵の森文庫
「すべてを引き受ける」という思想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334787387
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報



吉本隆明[ヨシモト タカアキ]
著・文・その他

茂木健一郎[モギ ケンイチロウ]
著・文・その他

内容説明

科学はどこまで思想するか、老人は「超人間」か、吉本流仕事術とは―。戦後を代表する偉大なる思想家と、第一線で活躍する脳科学者による最後の対談。現代を生きる私たちにとっての、脳・こころ・言葉の本質を追究する。追悼「吉本隆明さんのこと」に加え、茂木健一郎氏の書下ろし「うまく思い出して、育つこと。」を新たに収録。

目次

第1章 科学はどこまで思想するか
第2章 老人は「超人間」か
第3章 人間は「限定された類」か
第4章 自己意識を社会化するとはどういうことか
第5章 古典的知識性は淘汰されたか
第6章 吉本流仕事法とは何か
第7章 「つづまりの仕事」へ向かって

著者等紹介

吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年東京生まれ。東京工業大学卒。詩人・評論家・思想家。戦後一貫して日本の思想界をリードし続けてきた。2003年、『夏目漱石を読む』で小林秀雄賞を受賞。2012年逝去

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学研究員を経て現職。「クオリア」(感覚のもつ質感)をキーワードに脳と心の関係を研究する。2005年、『脳と仮想』(新潮文庫)で小林秀雄賞を受賞。その他著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みむら しんじ

1
タイ出張中に読了。「知の巨人」を質問攻めにしてその思想に迫る対談集。難解な著書で知られる吉本氏ができるだけシンプルに容易に話そうとするのが分かるが、それでも時間がかかった。科学と親鸞とマルクスを通していかに人は在るべきかを探る。2018/05/05

Hideaki Ohta

0
①例えば、「格差社会の状態がますます進行しつつある」を政治家は政治意識、社会運動家は社会意識を第一の問題として対応する。それではダメで、自己意識に入ってくるさまざまな否定や肯定、そんなこと想定できるわけがないよという思い方、を全部ひっくるめた自己意識を社会化することが必要。つまり自分のたずさわっている領域で感じていることを広げること、実感から離れないで広げていくこと。 ②知の復権は大衆の知からはじまる。大衆の方が健全な批判精神を保っている。2018/03/01

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