出版社内容情報
赤川次郎[アカガワ ジロウ]
内容説明
海に転落した車の中から、大財閥・火枝家の一族である広治と若い女の遺体が発見された。これは、心中に偽装した殺人なのか!?捜査を進める過程で、片山は火枝家の娘・みゆきと婚約することになる。みゆきが「死の館」と称した火枝家の屋敷で、次々と事件が―。大財閥の複雑な人間関係に隠された真相とは!?そして、片山が本気になった「恋」の行方は…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
56
火枝家の広治が女性と心中事故に。 関わっていた片山は、被害者の火枝家は豪邸であり、姉のみゆきに惚れられ結婚に向かおうとする。 いつものようにモテモテな片山だが、ほんとに結婚という形に。 中盤での悲しい事件と共に、ラストにまで救われないような結末。 ラストで不幸な結末はよくあるが、ここまで無情な形は初めてではないのか。 1話ごとにリセットされる設定ではあるが、これは引きずるだろう終わり方。 シリーズとしても異色だろう。2024/03/25
たか
7
片山刑事、妹晴美、石津刑事の軽快なやりとりが懐かしく心地良い。ただ、あまりにも多くの人が亡くなってしまって、つらい。ラストも切ない。幸せになったって、いいじゃない?2019/02/09
titilogy1739
5
久しぶりに読んでみた。 やっぱり軽快で面白い。 内容は結構シビアなのにな2017/03/02
きらら
2
☆2.82019/01/01
たぁ
2
最後まさかの展開に呆然としてしまった……えっ……そんな……。そして最後の方まで姉妹の名前が安定しなかったョ。2018/07/07