新潮文庫<br> さきちゃんたちの夜

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新潮文庫
さきちゃんたちの夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101359441
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

友を捜す早紀。小鬼と亡きおばに導かれる紗季。秘伝の豆スープを受け継ぐ咲。〈さきちゃん〉の人生が奇跡にきらめく最高の短編集。

その夜〈さきちゃん〉は、小さな奇跡に守られていた。失踪した友人を捜す早紀(さき)。祖父母秘伝の豆スープを配る咲(さき)。双子の兄を事故で亡くした崎(さき)の部屋に転がり込んだ、10歳の姪さき……。彼女たちに訪れた小さな奇跡が、かけがえのないきらめきを放つ。きつい世の中を、明るく正直に。前を向いて生きようとする女の子たちに贈る、人生の愛おしさに包み込まれる5つの物語。

内容説明

失踪した友人を捜す早紀。祖父母秘伝の豆スープを配る咲。双子の兄を事故で亡くした崎の部屋に転がり込んだ、10歳の姪さき…。いろんな“さきちゃん”に訪れた小さな奇跡が、いまかけがえのないきらめきを放つ。きつい世の中を、前を向いて生きる女の子たちのために。「スポンジ」「鬼っ子」「癒しの豆スープ」「天使」「さきちゃんたちの夜」人生の愛おしさに包み込まれる5編。

著者等紹介

よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
吉本ばなな。1964(昭和39)年、東京生れ。日本大学芸術学部文芸学科卒。’87年『キッチン』で「海燕」新人文学賞、’88年「ムーンライト・シャドウ」で泉鏡花文学賞、’89(平成元)年『TUGUMI』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞。海外での評価も高く、イタリアのスカンノ賞、フェンディッシメ文学賞、カプリ賞など受賞。『アムリタ(上・下)』(紫式部文学賞)『不倫と南米』(ドゥマゴ文学賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

178
無料より怖いものはないってほんとにその通り。都会ではいろんなものがあふれてて、対価に見合うものを自分で選びとって好きなものをおうちにもって帰るってすごくわかりやすくて楽ちん。でも心打たれるのはいつだって「無償の」愛だったりする。階段から落ちたひとに手を差しのべたり救急車のためにみんなで道をあけたり。でも無償のものに慣れてしまうといつしかそれを期待してしまう。その期待の目ってなんだかうんざりだ。うざったくて暑苦しくて、そういう人と人のこと。でも嫌いじゃない部分もあるってこと、忘れずにいたい。2020/01/13

ケイ

150
色んなさきちゃんが出てくる。どのさきちゃんも、少しイタコのようなのがヘン。一番目のさきちゃんの話はよかった。少しずつややこしい関係が、うまくすっとまとまっているから。しかし、ページを捲るに連れ、そのちんまりとまとまる感じが段々とハナについてきた。出来過ぎ、いい人ぶり過ぎ、そんな小ぢんまりとはずっと続けられないわよ、なんてイヤな事を言う私を引き出してくれる短編たち。彼らがつくる料理もおいしそうではないし。よく見えない毒があるんじゃないかしら。そして後書きに驚く。ばななさん、どうしちゃったのかなあ。2017/07/07

ケンイチミズバ

111
その人の気?や、なんて言うか魂とかスピリチュアルな何かが染み着いたものってあると思う。警察もお手上げ、霊能力者が証拠品をさわって遺体のありかを言い当てるみたいなの、デッドゾーンのジョニーみたいなさきちゃん。お風呂場にあった体を洗うスポンジを嗅いだらインドに跳んだ。連絡もしないでいなくなった高崎君は本場でヨガ。心細くて、頼っちゃいけないさきちゃんを呼んだ彼の彼はそれを信じちゃうんだ。全編優しい。私の気がいちばん染み込んでるのは、いつも頭から湯気を昇らせて叩いてるキーボードかもしれない。怒気なんだけど。2017/10/10

masa@レビューお休み中

107
まるでパラレルワールドに舞い込んだような気持ちにさせられる。それは、なぜかというと登場人物も状況も世界も異なるのに、同じ「さき」という名前の女性たちが登場するからなのだ。さきたちの奇跡を描いた短篇集というだけでも、何か特別なものを感じるというのに、この作品は短篇とは思わせないような奥の深さと、味わいの深さがある。それだけではなくて、もしかすると自分に宛てたメッセージを掴むことができるかもしれない。あなたへのメッセージを受けとるために、さきちゃんたちの夜を覗いてみませんか?2015/12/04

ゴンゾウ@新潮部

105
さきちゃんの5つの短編集。この短編集には6人のさきちゃんが登場する。どのさきちゃんも程よく幸せで程よく不幸せだった。そして感受性が豊かでスピリチャルだ。家族の結びつき、人との結びつきがとても大切だと感じた。【新潮文庫の100冊 2017】2017/07/19

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