光文社文庫<br> 刹那に似てせつなく (新装版)

個数:
電子版価格
¥660
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

光文社文庫
刹那に似てせつなく (新装版)

  • 唯川 恵【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2016/05発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 12pt
  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334772901
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



唯川恵[ユイカワ ケイ]

内容説明

並木響子は娘を死に追いやった男を殺す機会をついに得た。復讐を遂げ、放心状態で立ち尽くしていたとき、見知らぬ若い女・道田ユミに手を引かれ、その場から逃げ出すことに。数奇な過去を抱えた響子とユミ。ふたりの息つく間もない逃亡劇の終着点は、いったいどこなのか―。著者の新境地を開拓した傑作クライム・ロマンが、新装版として生まれ変わる!

著者等紹介

唯川恵[ユイカワケイ]
1955年金沢市生まれ。銀行勤務などを経て、’84年「海色の午後」でコバルト・ノベル大賞を受賞しデビュー。2002年『肩ごしの恋人』で直木賞、’08年『愛に似たもの』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

89
響子は娘を死に至らしめた男を殺害。そんな響子をなぜか逃亡に手を貸してしまったユミ。実はユミも罪を犯し、海外に逃亡する手筈だった。壮絶で悲しい過去を抱える二人。響子は母娘で慎ましく暮らしていたのに…。ユミは幼い頃から体を売り、諦めしかない人生でやっと出会えた恋人が殺され…。響子がユミの逃亡を助けるべく救いを求めた人物とは?ユミはたったの17歳で背負ってきた過去が本当に壮絶。裏切られの人生、でも響子は裏切らなかった。やっと前に進めそうだったのに切なすぎる結末。最後の1行が胸を締め付ける。鴻野の言葉だけが救い。2022/07/30

かつやん

32
一気読みだった…。読みやすくもあるけど2人の女性が同じ境遇から逃亡する心境がわかりやすく先が気になる。しかし、鬼畜な男どもに、不倫のなりの果ては犠牲になるのはやはり子供なのか…読破後はなんとも言えない、「せつなさ」が残る本でやるせない。救われたのがユミの最後の一言に心打たれる。それだけが、救いだった。ドラマにもなったみたいだが…なんとも言えないなー2018/04/25

本木英朗

20
日本の現代女流ミステリ作家のひとりである、唯川恵の長編のひとつである。もちろん俺は、今回が初めてだ。並木響子は娘を死に追いやった男を殺す機会をついに得た。復讐を遂げ、放心状態で立ち尽くしていたとき、見知らぬ若い女・道田ユミに手を引かれ、その場から逃げ出すことに――という話である。「著者の新境地を開拓した傑作クライム・ロマン」ということだったが、俺的にはまあ普通だっただろうか。とりあえず以上です、ハイ。2024/09/15

APIRU

12
清掃員おばさんと阿婆擦れ娘の復讐&逃亡劇。まったく面識のない二人が何だか知らないけど一緒に逃げるなか、互いに何かを見出していく。結果としては大した距離は移動していないものの、その道中では痛さや重さや切なさが窺えました。「いま」という刹那は大きさのない点、瞬く間に消えてゆく。その過ぎ去った刹那を繋げていけば、長さや傾きも生まれるのでしょう。来し方は傷と悔いと恥ばかりで、逃亡の末はそれこそ切なかったのだけれど。2017/12/24

APIRU

7
亡き娘の復讐を遂げるため、清掃員おばさんが仇敵の次期副社長を誅殺する。衝撃的な場面から始まり、痛み、悔恨、背徳、そして最後には切なさの残る一篇でした。初読は数年前ですが、当時は著者が恋愛小説の大家だとは知らずに、普通に面白く読んでいました。それから他の著作も読んでみましたが、改めてこの話を読み直してみると唯川女史の中でもやや特異な趣向だと感じられたものでした。焼けぼっくいに火が付いたような恋愛話もありましたが全体としてはそれも色濃くなく、寧ろクリミナルな面の方が強くて、復讐・逃亡劇として面白く読めました。2020/06/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10998697
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品